キャデラックのフルサイズ7シーターSUV「エスカレード」がアップデート!最新デザイン言語を採用【新車ニュース】
ゼネラルモーターズ・ジャパンは5月15日、アップデートを受けた改良新型「エスカレード」を発売した。税込車両価格は「プラチナム」が1890万円、「スポーツ」が1950万円。さらに、改良新型の発売を記念した専用カラーの特別仕様車「スポーツ ローンチエディション(税込1995万円)」が、50台限定で設定された。
この記事をシェア
新型エスカレードは「プラチナム」と「スポーツ」2つのデザインを採用
1999年に登場した初代から、2020年販売開始の現行5代目に至るまで、米国を代表するラグジュアリーフルサイズSUVとして100万台以上が販売され、世界中のプレミアムカーユーザーから圧倒的な支持を得ているエスカレード。このたび登場した改良新型は、今年3月に日本デビューを飾ったキャデラック初のBEV「リリック」から採用された、キャデラック最新のデザイン言語が反映されている。
よりワイドなプロポーションを強調するデザインに刷新されたフロントフェイスは、ボディ両端の縦型LEDヘッドランプとウィンカーランプがキャデラックらしさを際立たせ、高いアイポイントと新設計のフロントグリルが圧倒的な存在感を生み出している。また、ふたつのグレード「プラチナム」と「スポーツ」で異なるコンセプトのデザインを採用し、精悍さとエレガンスが表現された。
リヤには、アイコニックなバーティカルタイプのコンビネーションライトを搭載。キャデラックならではの力強さと品格を印象づけている。新デザインのアロイホイールには、従来の22インチに加えて24インチのダイナミックな大口径ホイールも新たに設定。エスカレードのスポーティな魅力を高めている。
湾曲型55インチカーブドディスプレイが圧巻!

キャデラック・エスカレード|Cadillac Escalade
インテリアでは湾曲型55インチHDカーブドフロントディスプレイが大いに目を引く。8K解像度のドライバー用画面と4K解像度の助手席用画面をシームレスにつなぎ、ドライバーには車載用として世界初の車両全周を映し出すサラウンドビジョンやさまざまな車両情報を高い視認性で鮮明に表示。助手席側の専用画面では、足もとのHDMI端子を利用することで、お気に入りのコンテンツを楽しんだり、車両情報を確認できる。
新しくなったインターフェイスは、センターコンソールに搭載されたタブレット型のコマンドセンターを中心に設計。エアコンやライト、シート調整などあらゆる機能をコントロールできる。一方で、キャデラッククレストが美しく光るジョグダイヤルや音量調整用の物理スイッチも引き続き搭載。ステアリングホイールは、往年のキャデラックをオマージュした新デザインにリニューアルされた。
キャビンに用いられた素材は、深みのある天然木や滑らかなセミアニリンレザーなど本物の素材を惜しみなく使用。丹念な手仕事で仕立てられた上質な空間は、エスカレードでしか味わえないくつろぎとステータスをもたらす。長いホイールベースを生かした広大なキャビン、2層構造で断熱性と遮音性に優れ、開放感に溢れるパノラミック パワーサンルーフ(電動サンシェード付)、ヒーター&ベンチレーション機能付き12ウェイ調整フロントパワーシート、冷凍機能付き冷蔵庫など、最上級のドライビングエクスペリエンスを提供する。シーンや気分に合わせたライティングをカスタマイズできるアンビエントライトは、126色のカラーバリエーションを展開し、好みに合わせて室内を演出できる。
高品質なサウンドシステムの採用も見逃せない。キャデラックが「エスカレード」で初めて車載用に採用した、オーストリア発祥のAKG(アーカーゲー)社製サラウンドサウンドシステムは、36個のスピーカーによる驚異的な立体音響を実現。堅牢なボディと遮音ガラス、ノイズキャンセリング機能などの徹底したノイズ対策により、高い静粛性と合わせて臨場感溢れる音響体験が楽しめる。
最高出力306kW(416ps)、最大トルク624Nm(63.6kgf-m)を発する自然吸気式の6.2リッターV型8気筒OHVエンジンは強力なパワーを生み出すだけでなく、クルージングなどの低負荷価値には8気筒のうち、4気筒または6気筒を休止させるダイナミックフューエルマネジメントを採用。さらに最新の10速ATによって、あらゆるシーンで新次元の走りが体感可能だ。
また、WD HI/4 HI/4 LOW/NEUTRAL/AUTOの5つの走行モードを設定するAUTOTRAC 2スピードトランスファーケースを搭載。AUTOモードは通常時は後輪駆動で走行し、スリップを検知した際には、必要に応じで4WDに自動で切り替わる。新たに設定された4 LOWモードでは、深い雪道や泥地などの悪路でもより高い走破性を発揮する。

キャデラック・エスカレード|Cadillac Escalade
利便性への配慮も細やかだ。センサーとモーターを内蔵した前後の「パワー オープン/クローズ ドア」は、強風時や傾斜地での開閉を制御し、障害物にも自動で対応、エレガントなドア操作をサポートする。電動アシストステップや、ソフトクローズ機能も標準装備され、スムーズな乗降をエスコートする。
リヤカメラミラーは、通常のルームミラーとして使用するだけでなく、デジタルミラーに切り替えることで広角な後方映像を表示。角度調整やズーム機能を駆使して視界や視認性を高めて、より安全なドライビング環境を実現する。
「ローンチエディション」にはアージェントシルバー メタリックを特別に塗装

キャデラック・エスカレード スポーツ ローンチエディション|Cadillac Escalade Sport Launch Edition
改良新型エスカレードの発売を記念して設定されたのが、50台限定の特別仕様車「ローンチエディション(税込1995万円)」。「スポーツ」をベースに、通常のスポーツでは選べないアージェントシルバー メタリックをボディカラーに採用。24インチ7スポーク パール ニッケル アロイホイールを標準装備し、ボディの前後には特別なモデルであることを主張するモノトーンの「キャデラック・クレスト」エンブレムが輝く、日本国内だけの限定バージョンだ。
リヤに装着したグロスブラックのモデルバッジ&トルクバッジは、限定モデルのアグレッシブなスタイルを強調。また、洗練された専用インテリアカラーのシェアグレイ・ジェットブラックアクセントには、ファセットキルティングを施したセミアニリンのフルレザーを使用。磨き抜かれた内外装は、キャデラックの新たな時代を切り拓くにふさわしい存在感を放つ。
SPECIFICATIONS
キャデラック・エスカレード|Cadillac Escalade
ボディサイズ:全長5400×全幅2065×全高1930mm
ホイールベース:3060mm
車両重量:2780kg
乗車定員:7名
総排気量:6156cc
エンジン:V型8気筒OHV
最高出力:306kW(416ps)/5800rpm
最大トルク:624Nm(63.6kgf-m)/4000rpm
トランスミッション:10速AT
駆動方式:4WD
税込価格:1890万円(プラチナム)/1950万円(スポーツ)
記事の画像ギャラリーを見る