スマホホルダーで交通違反! NGな取り付け場所って知ってる? ルールとおすすめの場所を解説。
ナビアプリを使うためにスマホホルダーを取り付けるドライバーが増えています。しかし、クルマへの取り付け場所を間違えると“交通違反”になるのをご存じですか? ルールや反則金、おすすめの取り付け場所について解説します。
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スマホホルダー、取り付け場所によっては違反に!
近年、カーナビの代わりにスマートフォンのナビアプリを活用する人が増えています。それに伴い、車内にスマホホルダーを取り付ける人も多くなりましたが、スマホホルダーの取り付け場所によっては道路交通法違反になることをご存知でしょうか。一般的には下記の場所へのスマホホルダー装着は好ましくないと言われています。
■フロントガラス・サイドガラス
フロントガラスやサイドガラスへのスマホホルダー取り付けは、ドライバー側からすればスマホが見やすいかもしれません。
しかし、フロントガラスなどへ取り付けできる物と位置は、「道路運送車両の保安基準」によって厳しく制限されています。許可されているのは、バックミラーや車検証のシール、ETCアンテナ、ドライブレコーダー。貼り付け可能な範囲は、ガラスの上端から20%以内、または下端から150mm以内です。そもそもスマホホルダーは取り付けできる物として認められていないため、たとえ範囲に収まっていたとしても装着してはいけません。
■サンバイザー・バックミラー
クルマに物を取り付ける場合、「運転の妨げにならない」ことが重要です。道路運送車両の保安基準には、運転者の視界を妨げない「前方視界基準」について、「自動車の前方2mにある高さ1m、直径0.3mの円柱(6歳児を模したもの)を鏡等を用いず直接視認できること」と明記されてます。サンバイザーやバックミラーにスマホホルダーを取り付けると、前方に死角ができやすくなり、上記の基準に満たなくなる可能性が高いでしょう。
スマホホルダーをフロントガラスなど不適切な場所につけていた場合、道路交通法の「安全運転義務違反」とみなされる可能性が高いです。もしも安全運転義務違反とみなされた場合、普通車の場合は違反点数2点に加えて、9000円の反則金が科せられることになります。
また、スマホホルダーによる視界不良が原因で事故を起こした場合、交差点安全進行義務違反になる可能性もあります。この場合も違反点数2点と反則金9000円が科されます。
ちなみに、取り付け場所とは関係ありませんが、スマホをナビとして利用する場合、注視(目安として2秒以上)してしまうと「ながら運転」とみなされるため注意が必要です。画面を注視したとみなされた場合、普通車で違反点数3点、反則金18000円が科されます。
取り付け場所はエアコン吹き出し口やダッシュボードがおすすめ

エアコンの吹き出し口に取り付けるタイプがおすすめ。
安全かつ交通違反にならずにスマホホルダーを使用するためには、どこに設置すればいいのでしょうか。おすすめの取り付け場所としては、以下の3か所があげられます。
【おすすめのスマホホルダー取り付け場所】
・ダッシュボード上
・エアコンの吹き出し口
・ドリンクホルダー(カップホルダー)周辺
これらはいずれも視界を妨げにくく、道路運送車両の保安基準にも適合しています。
ただしダッシュボード上に設置する場合は注意が必要です。前述した「前方視界基準」に則さず、視界を遮るような位置に設置した場合、違反と判断されることがありますので、設置前に必ず死角の有無を確認してください。
とりわけおすすめなのは、エアコンの吹き出し口に取り付ける方法です。コンパクトで見た目もスッキリし、しっかりと固定できる商品が多く、さらに冷風でスマホを冷やせるため、夏場の「熱暴走」やバッテリー劣化なども防ぎやすくなっています。
また、ホルダー自体が運転操作やエアバッグの展開の妨げにならないよう、形状・大きさにも気を配りたいところです。車検時にも、取り付け場所や障害の有無についてチェックされる可能性があるため、取り付け場所は慎重に選びましょう
このように、スマホホルダーの取り付け場所によっては違反になるリスクがあります。もちろん、スマホホルダーに限らず、装備品を装着する際には、法令に準拠した正しい位置への装着が求められます。運転中の安全を守るためにも、適切な場所にスマホホルダーを取り付けて視界を確保することを心掛けましょう。
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