BMW、新型「S 1000 RR」の受注を開始！ 人気のスーパースポーツモデルの空力性能がさらに向上。

ビー・エム・ダブリュー S 1000 RR｜BMW S 1000 RR

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BMW最新のスーパースポーツは空力性能が向上

BMWモトラッド（以下、BMW）は新型スーパースポーツバイク「S 1000 RR」の注文受付を2月5日から開始した。S 1000 RRは、BMWのモーターサイクルとして2010年春から日本市場に投入されたスーパースポーツバイクだ。今回発表された新型S 1000 RRは、新しいウィングレットとサイドパネル、 Mショートストロークスロットルにより、 RRの性能を大幅に向上させたものだ。

また、より一層ユーザーフレンドリーなバイクにすることにも重点を置き、日常走行、ダイナミックなコーナリング、レーストラックでのスポーツ走行のいずれにとっても、優れたライディングダイナミクスを実現したという。

新設計のウィングレットは、300km/hで23.1 kgのダウンフォースを発生させ、より効果的なダウンフォースを生み出す。

エクステリアのトピックとなるフロントフェアリングにある新しいウィングレットは、体を起こした姿勢でも伏せた状態でも、多くの空気力学的ダウンフォースを生み出すという。これにより時速300km/hでのダウンフォースは以前の17.1kgから23.1kgに増加。同じ傾斜角でのコーナリング速度を高めたり、加速時のウィリーの傾向が減少したりするなど、ポジティブな効果がある。この他にもサーキット走行時のラップタイムを短縮することが期待できる。

空力学を最適化するもう一つの重要なポイントはフロントホイール周辺にあり、新型ではこのエリアにブレーキ冷却ダクトを備えている。これらは新しいフロントフェンダーに統合されていて、フォークレッグやブレーキキャリパー周辺の空気の流れを改善するように最適化。これにより、トラック使用中のブレーキ温度が低下してパフォーマンスが向上し、より一貫したブレーキ圧を提供する。

ボディカラーは3種展開。ベーシックなバリエーションとして、ブラックストームメタリックとスポーツスタイルのブルーストーンメタリック、そして Mパッケージとの組み合わせではライトホワイト／Mモータースポーツが用意されている。

BMW S 1000 RRのボディカラー「ブラック・ストーム・メタリック」

搭載する999ccの油冷/水冷並列4気筒4ストロークエンジンは、最高出力154kW（210PS）/13750rpm、最大トルク113Nm/11000rpmを発生。6速トランスミッションを介して0-100km/h加速は3.21秒、最高速度200km/h以上（300km/h）を公称している。

タイヤはF120/70 ZR17、R190/55 ZR17サイズで、フロントには強力な直径320mmダブルディスクブレーキと4ピストンブレーキキャリパーを装備。また、サーキット走行に適したスロットルコントロールのために、回転角度が減少したMショートストロークスロットルを採用。回転角度は以前の72度から58 度に変更され、サーキット走行において大きなアドバンテージを提供する。

価格はS 1000 RRが268万8000円〜294万円、S 1000 RR Mスポーツが303万5000円〜354万2000円、S 1000 RRレース（受注生産）が274万5000円だ。

BMW S 1000 RR Mスポーツ専用のボディカラー「ライト・ホワイト（Mモータースポーツ）」

SPECIFICATIONS
ビー・エム・ダブリュー S 1000 RR｜BMW S 1000 RR
ボディサイズ：全長2075×全高1205×全幅740mm（ブレーキレバーガード付き）
シート高：832mm
車両重量：198kg
総排気量：999cc
エンジン：油冷/水冷4気筒4ストローク並列エンジン
最高出力：154kW（210PS）/13750rpm
最大トルク：113Nm/11000rpm
0-100km/h加速：3.21秒
駆動方式：チェーンドライブ
トランスミッション：常時噛み合い式6段トランスミッション（ストレートカットギア装備）
価格：268万8000円～294万円（税込）

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