クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #14|バンデン・プラ プリンセス
若者たちの愛車を紹介するコーナー。今回は代官山T-SITEで開催された第122回 モーニングクルーズに参加していたバンデン・プラ プリンセスとオーナーのゆきさんが登場。日本ではなかなかお目にかかれないイギリス・ベルギー生まれの“バンプラ”を選んだ理由とは?
CAR #14|Vanden Plas Princess
■愛車:
バンデン・プラ プリンセス(1971年)
■オーナー:
ゆきさん(32歳)
■このクルマに乗りはじめてどれくらいですか?
2019年3月に購入しました。約5年半乗っています。
■愛車のお気に入りポイントは?
バンプラのある空間にはいつもおおらかな時間が流れているところでしょうか。運転するたびに「私もこのクルマのようにたおやかな雰囲気を持つ人でありたいな」なんてこのクルマから学んだことが多くあります。
■これまでの車歴は?
最初の1台が2003年式のBMW MINIで、今も乗っています。生産から20年経過してこちらも決して新しいクルマとは言えないので定期的に修理は必要ですが、頑張って走ってくれています。
■普段クルマを使って何をしますか?
行き先を決めず好きな音楽を聴きながらひとりで乗っていたり、家族や友人とランチに出かけたり、たまにお誘いいただいてクラシックカーのイベントに参加したりします。どちらかといえばクルマは眺めているよりも走らせていたい派です。
■このクルマで挑戦したいことはありますか?
クルマ以外にも、人の手の温かみが感じられるような工芸品が好きなので、いつかバンプラでのんびりとお気に入りのひと品を探す旅をしてみたいなと思っています。
■次に欲しいクルマはありますか?
幸せなことに、バンプラとMINIの2台体制の生活にすごく満足していて、これらを手放してまで欲しいクルマは今のところありませんが、ジャガー XJ6シリーズ1は密かに憧れている1台です。
歴代オーナーのオリジナルへのこだわりを継承!
──本日はよろしくお願いします。さっそくですが、このクルマを購入したきっかけを教えてください。
ゆきさん もともと初めてのクルマとしてBMW MINIに乗っていまして、そのクルマがきっかけでたくさんの友人ができました。その方達と交流していく中で、さまざまなクルマに触れる機会があったのですが、とある雑誌に載っていたバンプラの可憐な姿に思わず一目惚れして、購入しました。
──そうなんですね、それで購入する行動力がすごいです! MINIは手放してしまったのですか?
ゆきさん 今もBMW MINIは普段のクルマとして使っています。クルマ好きな夫がいるのですが、彼は今、新しいクルマを探しているところで、私が2台持っている感じですね。
──2台持ちは羨ましいです。このクルマの気に入っているポイントはどういったところですか?
ゆきさん ひとりで乗っていても、好きな音楽かけながら運転しているだけで「豊かな時間」で満たされる事ですね。慌ただしい日々でもこのクルマの周りだけはゆったりとした時間が流れている感じが気に入っています。
──カタチだけでなく、そのクルマと過ごす時間が気に入っているというのはすごく共感できます。逆に苦労しているところはありますか?
ゆきさん 好きで乗っているクルマなので苦労は特に感じていないのですが、強いて言うとやはりエアコンがない事ですかね。夏場の運転は大変です。でも秋冬のいい時期に乗れるように夏にしっかりメンテナンスするようにしているので、クルマにとっては1年を通して良いサイクルになっているのかなと思います。
──私もこのようなクルマに乗ってみたいと常々思うのですが、やはりエアコンがないことはハードル高いですね(笑)
ゆきさん 同じバンプラでもエアコンをつけている方もいらっしゃいますが、前のオーナーさんから代々フルオリジナルで受け継がれてきているので、先代までのオーナーさんの意思を私も引き継ごうという気持ちです。
──意思を引き継ぐのはクラッシックカーならではという感じですね。最後に、このクルマに関する印象深いエピソードはありますか?
ゆきさん このクルマに乗っていると、通りすがりの女性から「車種はなんというのですか?」と聞かれたり、お子様が手を振ってくださったりと、なんとなくバンプラが気になって声を掛けてくださる方がたまにいらっしゃいます。
クルマが好きなのは圧倒的に男性が多い印象ですが、クルマにはあまり興味がないという方々の心までも掴むこの魅力、さすが車種名が“プリンセス”だけのことはあるな……と思います。
──本当に優雅で魅力的なクルマですよね。ぜひ長く乗りつづけてください。本日はありがとうございました!
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