“エンジンルームに猫”のトラブルは1カ月で24件! 暖かくなっても引き続き注意!
JAFは猫の日(2月22日)の前日である2月21日(水)に、2023年12月1日(金)~31日(日)にかけて発生した“猫がクルマに入り込んだことによるトラブル”の救援要請件数を発表した。
雨の日は音が聞こえにくい!
12月1日(金)~12月31日(日)の1カ月間で、「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」とのJAFへの救援要請は全国で24件になった。現地が晴れていた場合は半数以上がエンジン始動前に気づいたのに対し、降雨もしくは降雨後の場合、約2/3がエンジン始動後に気づいたとのこと。雨の日は猫が動く音や気配に気づきにくいため、晴れの日よりも注意が必要となる。
エンジン始動後に気づいての救援要請と明確にわかるトラブルは13件。気づかずにエンジンをかけてしまうと猫がベルト類に巻き込まれる場合があり、ベルトが千切れてしまったり、千切れなくとも洗浄が必要となる可能性がある。猫の命を守るためにも、乗車の前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしく叩くことを実践しよう。
また、ボンネットを叩くいわゆる“猫ばんばん”は万能ではなく、叩いて出てくるかは個体差がある。臆病な猫などは、エンジンルームの中で固まってしまったり、さらに奥へ入ってしまうことも。叩いたあとに猫の声や気配を感じたら、ボンネットを開けてしっかり中まで確認したい。
子猫が生まれる季節は要注意!!
猫は寒い冬に暖かい場所を求めてエンジンルームに入り込むと思われがちだが、JAFには1年を通して猫がクルマに入り込むトラブルの救援要請がある。昨年6月に実施した前回の調査では、今回の調査の約14倍の要請があったとの結果が出ている。6月は、春生まれの子猫が活発に動き始める時期。暗くて落ち着ける場所を探して、小さな体で隙間に入り込みやすい。暖かくなっても安心せず、さらに注意が必要だ。
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