マツダ・ファン1万4000人が富士に集結。ロードスターが、CX-5が、787Bがサーキットを駆け抜けた!
晴れ渡る秋空の下、「MAZDA FAN FESTA(マツダ・ファンフェスタ)」が5年ぶりに帰ってきた。富士スピードウェイに全国から集った来場者はなんと1万4000人! 大いに盛り上がった会場からイベントリポートをお届けします。
5年ぶりに開催! マツダ・ファンの祭典
去る9月17日(日)にマツダ・ファン待望の「MAZDA FAN FESTA 2023 at FUJI SPEEDWAY(以下、ファンフェスタ)」が開催された。
初回が2016年、第2回目が2018年と、これまで2年に1回のペースで開催されていたが、その後コロナ禍の影響でやむなく中断を余儀なくされてしまった。そのため今回は、実に5年ぶりのイベントとなり、数多くのマツダ車オーナーが富士スピードウェイに集結。来場者1万4000人というビッグスケールでの開催となった。
ユーザーとの絆を大切にしているマツダは、つながりや結びつきを広げていきたいと考えており、ファンフェスタのような体験の場となる催しを、全社一丸となって取り組んでいる。今回もマツダ社員総勢が328名(役員14名を含む)がイベントをサポート。ユーザーに心を込めておもてなしをしようという企業理念を窺い知ることができた。
マツダは2030年までのビジョンとして「“走る歓び”で移動体験の感動を量産するクルマ好きの会社になる」というスローガンも掲げており、ファンフェスタにおいてもエンスージアストから、ファミリー、そして子供までもが、クルマをきっかけに楽しむことができるユニークなコンテンツが数多く用意されていた。
白煙舞うドリフトに熱狂
圧倒的注目を集めたのは、やはり「マツダ 787B」による デモランだ。ル・マン100周年を記念し、ミスター ル・マンこと寺田陽次郎氏のドライブが披露された。これには、自動車ファンもご満悦。
また懐かしいマシンたちによる「歴代レーシングカー デモラン」や、スーパー耐久に参戦しているカーボンニュートラル燃料車両がサーキットを走行する「共に挑むスーパー耐久の仲間たち ST-Q車両デモラン」なども開催された。
さらに、世界的に有名なプロドライバー、マッド・マイク(マイケル・ウィデット)によるドリフトショーでは、4ローター・ロータリーエンジンを搭載する1000馬力仕様のFD型RX-7が登場。白煙とともに圧巻のパフォーマンスを披露した。
マツダの自動車博物館がサーキットに誕生!?
いっぽうファミリー向けには、マイカーで富士スピードウェイを走行できる「マツダ車パレードラン」や、歴代の名車たちがずらりと並んだ「マツダミュージアム in FUJI」などが用意され、多くのファンで賑わった。
また、大人気レースゲームのグランツーリスモ7を使用したeスポーツ「MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2023 at FUJI SPEEDWAY」の試遊台や、コスメやメイクアップをテーマにした「マツダBeauTEAサロン」「シュウ ウエムラ メイクアップ体験ブース」などのコーナーも設けられ、幅広い層から注目を集めていた。
子供向けプログラムも充実
集え! 未来の自動車ファン!? イベント会場内には、大人も興味をそそられる子供向けプログラムが目白押し。「KIDS デザイナー体験」「クレーモデラー体験」「KIDS プログラマー体験」「なりきりエンジニア体験」等々、親子で楽しくクルマのデザインや仕組みについて学べるとあって、やはり大人気となっていた。
ファンフェスタはフードコーナー、キッチンカーも展開され、まさにお祭りのような雰囲気でエンディングまで進行していった。最終プログラムのパレードランでは、各車がライトオンでコースイン。日が暮れ、少し暗くなってきた富士スピードウェイでの幻想的な走りを堪能した。
次回のファンフェスタは「MAZDA SPIRIT RACING 共に走る歓びを」をテーマに、2023年11月4日~5日に岡山国際サーキットで開催される。サーキットならではの魅力盛りだくさんのファミリー向け体験型イベントを予定しているという。詳しくは下記アドレスまで。
INFORMATION
MAZDA FAN FESTA 2023 IN OKAYAMA
開催日:2023年11月4日(土)、5(日)
場所:岡山国際サーキット
https://www.mazda.com/ja/innovation/MAZDA_SPIRIT_RACING/event/okayama2023/