軽で8年連続販売台数No.1のホンダ「N-BOX」がフルモデルチェンジ! どこが進化した?
ホンダは、3代目となる新型「N-BOX(エヌボックス)」を10月6日から発売を開始した。新型N-BOXのグランドコンセプトは「HAPPY Rhythm BOX」。自分や家族だけでなく、みんなの幸せをつくるための1台を目指す。
6年ぶりの刷新となったN-BOX
ワゴンタイプのN-BOXは、軽自動車とは思えない室内空間を持ち、幅広いユーザーに支持されている。初代N-BOXは2011年に登場し、2017年に登場した2代目は先進安全運転支援システムを標準装備し、軽自動車人気を牽引。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の発表によると、2022年の新車販売ランキングの軽自動車部門において、販売台数20万2197台を記録して8年連続で1位となっている。
そして、3代目N-BOXが6年ぶりに刷新されることになり、10月6日から発売を開始した。
新型N-BOXの仕様を確認!
新型N-BOXは広い室内空間はそのままに、開放感のあるすっきりとした視界にすることで運転がしやすく、居心地の良い空間を実現。また、搭乗者がより安心・快適なカーライフを楽しむために新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」をホンダの軽自動車として初採用している。さらに、先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備。従来機能の他、近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能を新たに追加した。ちなみに燃費は1Lあたり21.6kmになる。
■パッケージングと視界の向上
軽乗用車の中でもトップクラスの室内空間や、運転しやすい高い視点を先代モデルから継承。新たにステアリングホイールの内側で視認するインホイールメーターを採用し、ダッシュボードをフラット化することで開放的な視界を確保。運転者が車幅や車両の動きを把握しやすくなった。
また、姿勢や視線の乱れを少なくするため、窓ガラスは水平基調を連続させている。他には左側フロントピラーの内側に設置していたサイドアンダーミラーをドアミラーに移設して左前方の視界を向上させている。
■デザイン
エクステリアは、親しみやすいフロントグリルや、ヒトの瞳らしさを感じる造形のヘッドランプを使用。インテリアはグレージュを基調とした明るいカラーと、ぬくもりのあるコルクのような質感のインパネトレーなどを採用し、自宅のリビングのような室内空間に仕上げた。
N-BOXは通常モデルの他にも「N-BOX CUSTOM ターボ コーディネートスタイル」や福祉仕様のスロープモデルを展開。ボディカラーも豊富に用意され、税込み価格は164万8900円~236万2800円となる。
新型N-BOXの月間販売計画台数は1万5000台としているが、8月からの予約では2万台以上の受注が入っている。2022年の約20万台の販売台数実績を考慮すると、3代目の人気も長続きしそうだ。
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