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最終更新日:2023.08.12 公開日:2023.08.09

国内初、2階建ての大型トレーラーハウスが登場!

「アソビ×モビリティ」をテーマとしたアウトドア展示イベント「アソモビ2023」が8月5~6日にかけ、幕張メッセで開催された。今回は会場内でも最も存在感が大きかった2階建ての大型トレーラーハウスを紹介しよう。

文・写真=岩井リョースケ(KURU KURA)

総床面積45平方メートル!?

フェイクトレーラーの外観

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アウトドアライフを楽しむためのモビリティやグッズなどを体験・購入できるイベント「アソモビ」には、一般的なキャンピングカーショーとはまた違った、遊び心に溢れた車両が展示されていた。

昨年のイベントには全長12mで2億円のスーパーキャンピングカーが登場し、来場者を驚かせていたが、今回のイベントで最も目立っていた車両は、巨大トレーラーハウスの「FAKE TRAILER(フェイクトレーラー)」である。

このフェイクトレーラーは宮城県にあるガレージショップ「THE ME GARAGE」と車屋の合作で、たまたま余っていたトレーラーがあり、何か面白いものを作りたい! 誰も作ったことのないものを作りたい!という思いから誕生したものだという。

トレーラーは約半年の制作期間で完成したものの、コロナ禍の影響でなかなか出展することができず、3年間の期間を経てアソモビでようやくお披露目できたそうだ。

1階共有スペースの後方部分。1段分の段差がある。

トレーラーハウス1階内部の前方。2階に行くには1階共有スペースを経由する必要がある。

トレーラーの1階部分は共有スペースで、両側面にそれぞれ出入口がある。出展時は全体の広さを体感できるよう、ほとんど何も設置しない状態で展示されていたが、トイレ、シャワー、エアコンなどの設置も想定。室内は縦長のマンションの一室のような広さがあり、あらゆる用途に対応できそうだ。

2階部分へは一度階段で中2階にあたるデッキに昇り、そこからさらに階段を昇ることでアクセスできる。人工芝が敷かれた屋上テラスは何といっても眺めがよく、イベント会場内を360度すべて見渡すことができた。これが屋外ならば、さぞ気持ちが良いことだろう。

トレーラーの総床面積は45平方メートルあり、中2階のデッキ部もチェアを2脚置いて寛げるだけのスペースがある。

2階部分である屋上テラス。一階とほぼ同等の床面積がある。

今後はイベントで活躍!? 購入だってできる!

このフェイクトレーラーのレンタル費用は1日25万円+別途輸送費となり、用途は店舗、居住、事務所、イベント、グランピングなど多目的に利用可能だ。

今回の出店を皮切りに販売も開始しており、本体が1200万円で+オプション代となるが、まずはレンタルで様々なイベントで稼働させ、一人でも多くの人にこのトレーラーの構造を知ってもらいたいとのこと。

床面積が倍近く増える2階構造は居住性が高く、とにかく2階からの展望が気持ち良い。もしかすると今後、この構造のトレーラーが増える可能性もあるとさえ思えた。

画像ギャラリーページには各部のディテールや壁、床のテクスチャーを接写した写真を用意しているので、じっくりと眺めてみてほしい。

トレーラーの後側

フェイクトレーラーの前側

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