理由はうっかり? 年末年始のJAF救援要請は今年も5万人超え。
JAFは1月10日、年末年始の期間中に全国で受け付けたロードサービスの受付件数が5万人を超えたと発表した。昨年度と比べて90%に留まったという出動率と、出動の理由について紹介する。
年末年始の出動件数は?
年末年始の期間中、帰省や旅行のためクルマやバイクで出かけた方も多かったのではないだろうか。
JAFは、2022年12月29日~2023年1月4日までの期間におけるロードサービスの受付件数を発表した。それによると、全国で受け付けたロードサービスの件数は5万4410件だった。
昨年度と比べてどうだった?
今年の出動件数は、降雪により救援要請の多かった昨年度の5万9967件に対して1割ほど少なかった。理由は、全国的に見ると天候が落ち着いていたことが考えられるという。
年末年始に出動が多い理由
年末年始の連休は、救助要請が増加する。その理由は、ドライバーのうっかりミスや、メンテナンス不足などから救援要請に繋がるケースが多いという。参考までに、昨年度の救助要請を見てみよう。
救助要請で最も多かったのは「過放電バッテリー」で2万2104件、次いで2位は「タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足」で7153件、3位は「落輪・落込」で5262件、4位「破損/劣化バッテリー」で5086件、そして5位は「キー閉じ込み」で2028件だった。
気を付けたいバッテリー上がり
昨年度の救助要請で最も多かった「過放電バッテリー」だが、その原因には「過放電」と「破損・劣化」の2つがある。
「過放電」
過放電によるバッテリー上がりで、よくあるケースが、ライト類や室内灯の消し忘れ、半ドアによる室内灯の点灯だ。消し忘れがないか降車時にチェックしよう。また、寒い日には欠かせないエアコンも、バッテリー上がりの原因になるので注意が必要だ。
「破損・劣化」
バッテリーの寿命は、一般的に2~3年と言われている。愛車のボンネットを開けバッテリーに破損や劣化がないか点検しよう。バッテリー液が規定量より少なくなっていたり、バッテリー本体が少し膨らんでいる場合は、寿命が近づいているサインだ。久しぶりにクルマを運転をする場合は、特に注意が必要だ。