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クルマ2023.05.30

ホンダ初の一般向け電動バイクは売れるのか?

ホンダが8月24日から原付一種の電動スクーター「EM1 e:(イーエムワン イー)」を発売することを発表した。ホンダが日本で一般・個人向けに電動バイクを発売するのはこれが初のモデルとなる。現実的な価格で実用性も高く、急速に衰えている原付一種カテゴリーの救世主として、期待が高まっている。

文=くるくら編集部 
写真=ホンダ

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ホンダ EM1 e:(パールサンビームホワイト)。写真=ホンダ

 年々厳しくなっている排ガス規制の影響で、どのメーカーからもガソリンエンジン駆動の50cc以下の新モデルは発表がなく、原付一種というカテゴリーが衰退している。国内で唯一の一般向けの電動バイクといえばヤマハのe-Vinoくらいで、これに続くモデルの登場が待たれていた。そしてようやく、ホンダから新モデル「EM1 e:(イーエムワン イー)」が8月24日から発売開始という正式発表があった。

 電動バイクは四輪車のように大容量のバッテリーを積むスペースがないため、航続距離を確保しづらい。しかし、原付一種・二種のような小型の電動バイクなら、通学・通勤・買出しなどの自宅から数km圏内の移動が多いので、比較的、相性が良いともいえる。

 EM1 e:は「ちょうどe:(いい)Scooter」を開発コンセプトに、ユーザーの日常使いにマッチするパーソナルコミューターを目指して開発された。電池は交換式の「Honda Mobile Power Pack e:」を1個使用し、一充電あたりの走行距離は53km。 バッテリーはシート下に収納でき、小物の収納も可能だが、その分ヘルメット収納スペースはなくなった。フロント部の内側には500mLのペットボトルも入るフロントインナーラックと、携帯端末の充電にも便利なUSB Type-Aソケットが標準装備されている。

シート下の収納スペース。手前にはバッテリーが収納されている。

ハンドルまわりとメーターパネル。

 EM1 e:の税込み価格は車両本体が15万6200円、バッテリーが8万8000円、バッテリー充電器が5万5000円で、すべてセットだと29万9200円となる。参考までに、ホンダの現行原付モデルと比較すると、スーパーカブ50が24万7500円、同じスクータータイプのタクトが17万9300円~、Dunkが22万9900円となっている。原付一種で30万円というのはなかなかハードルが高いと思うが、電動でこの価格ならかなり頑張っているのではないだろうか。

 EM1 e:は電動バイクということで、さらにCEV補助金や東京都などの自治体の補助金が出ることで、既存のガソリンエンジン原付モデルに近い価格帯となる。これなら本気で比較検討ができるようになったという人もいるだろう。

カラーは2色。左がパールサンビームホワイトで、右がデジタルシルバーメタリック

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