ドライブレコーダー設置車は順調に増加! 事故記録だけでなく、広く防犯のための装置に
パーク24は、会員制サービス「タイムズクラブ」の会員に対し、ドライブレコーダーに関するアンケートの調査結果を行った。3年前の調査結果と比較し、ドライブレコーダーの設置率や、設置目的、求める機能にどのような変化が生じているのか、紹介する。
設置率は全年代で上昇!
パーク24は、時間貸駐車場やレンタカーサービスをお得に利用できるタイムズクラブの会員を対象に、ドライブレコーダーに関するアンケート調査を2022年の8月に実施。回答者5225名に対し、ドライブレコーダー設置の有無や、有無に対する理由、ドライブレコーダーに求める機能などについて質問している。
まずはじめに、タイムズクラブ会員のクルマ所有者のうち、「ドライブレコーダーを設置している」と回答した人は66%で、前回実施した2019年と比較すると、設置している人は26ポイント上昇している。
これを年代別で見ると、ドライブレコーダーの設置率が最も高かったのは60代以上の73%となっている。設置率は2019年と比較してもすべての年代で20ポイント以上も上昇、3年間でここまで普及したのは良い傾向だ。
ここから先が伸び悩みそう?
ドライブレコーダーを「付けている」か「設置を検討している」人へ理由を質問したところ(複数回答可)、「万が一の事故やトラブルに備え、記録するため」が93%、次いで「トラブル回避のため」が62%、「防犯のため」が40%という結果となった。多くの人にとってドライブレコーダーは、自衛策のアイテムとして定着している印象だ。
それでは逆に、3割以上のドライブレコーダーを付けていない人たちにその理由を問うと、「コストがかかるから」が44%、「取付けが面倒だから」が36%となっている。さらに、「必要性を感じないから」が23%、「車内を記録されることへの抵抗」が9%、「サイズ次第では運転の妨げになるから」が5%と、ドライブレコーダー自体に抵抗感を感じる意見も出ていた。
どんな機能が求められている?
ドライブレコーダーに付いていてほしい機能を問うと、前後カメラ含む広範囲録画、エンジン停車時含む常時録画、衝撃感知、位置情報記録、レーダー探知、録音という項目があがった。いまは事故の証拠映像やあおり運転対策以外にも、車両盗難や、キズ付け行為など、所有者が車から離れた状況での防犯の役割も必要とされているのだろう。
この3年でドライブレコーダーの設置率は大きく増加していることが分かったが、更なる普及を目指すためには、より製品が多機能かつ高性能になることに加え、より安価で取り付けが容易になることも求められそうだ。
■調査概要
調査対象:タイムズクラブ会員
(2021年8月25日以降に入会し、直近でパーク24のサービスを利用した人)
有効回答者数:5,225名
調査方法:非公開型ネットアンケート
調査期間:2022年8月25日~31日
※回答は小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
その他の質問については、下記の
この記事の写真を見るより
ご覧いただけます。