「日産スカイライン」当時流行したケンとメリーのCMを振り返る【旧車トリビアクイズ】
憧れのクルマや名車のヒストリーから、3択クイズを出題。旧車トリビアクイズに挑戦して、雑学を身につけよう! 第5回は1972年にから放送され話題となった「日産スカイライン」のCMに登場する「ケンとメリー」について。
【問題】
日産を代表する高級車「スカイライン」。1972年に発売された4代目C110型のCMでは、若い男女のカップル「ケンとメリー」が登場し話題となった。そのCMで、ケンが演奏した楽器は次のうちどれでしょう。
1.トランペット
2.ハーモニカ
3.ギター
⇒正解は次のページ。
【正解】1.トランペット
スカイラインの誕生
誕生から60年以上経った現在も販売される「スカイライン」は、日産車の中で最も長い歴史を持つモデルだ。
「走りのスカイライン」という今日まで続くイメージを決定づけたのは、1964年に開催された第2回日本グランプリでのある出来事だった。レース7周目、プリンスのワークスドライバー生沢徹が運転する「スカイラインGT」が、当時世界最先端のレーシングマシン「ポルシェ904GTS」を抜き去るという離れ業を成し遂げたのだ。
以来、スカイラインは「羊の皮を着た狼」という称号とともに、多くのファンを獲得。ポルシェを抜いたという事実が、のちのGT-Rの開発へと発展していく。
ケンとメリーのスカイライン
1972年に発売された4代目C110型は、「ケンとメリー」のカップルが登場するCMが話題を呼び、約66万台を売るベストセラーとなった。
CMでケンとメリーの2人は「スカイライン」に乗り、さまざまな場所を訪れる。その中では、ケンが浜辺でトランペットを演奏するシーンがあった。
CMでは他にも2人の仲の良さを象徴する演出として、キャンバスに一緒に絵を描くものや、一輪車に乗る練習をするものなど、さまざまなシチュエーションがある。
2人が訪れた場所として特に有名なのは、北海道美瑛町にある1本の大きなポプラの木。美瑛の丘を象徴するドライブスポットのひとつとなっており、CMの登場人物に因んで「ケンとメリーの木」と名付けられた。