お盆最速?ホンダ作の「キュウリ シビック」、「ナス スーパーカブ」が話題に!
お盆の飾り付けとしてポピュラーな、キュウリの馬とナスの牛。これをユニークな発想で大幅アップデートしたホンダ作「キュウリのシビック」と「ナスのスーパーカブ」が話題を呼んでいる。一体どんなものなのだろうか?
ホンダ作の精霊馬はキュウリのシビック!?
先祖の霊を供養するために行われる「お盆」の行事では、キュウリで作った精霊馬、ナスで作った精霊牛を飾り付ける風習がある。これは先祖があの世とこの世を行き来するための乗り物といわれていて、先祖に早くこの世に戻ってきて欲しいとの思いから、往路用にキュウリの馬、先祖にゆっくりとあの世に帰って欲しいとの思いから、復路用にナスの牛を飾るとされている。
近年、面白さや精巧さを追求した精霊馬・精霊牛を制作する人が増え、SNSの投稿を中心として盛り上がりをみせている。そこに目を付けたのがホンダだ。ホンダが公式ツイッターにおいて投稿した、キュウリの「シビック」とナスの「スーパーカブ」が話題を呼んでいる。
キュウリのシビックは、ボディとタイヤにキュウリ、ルーフにナスを使って制作。フロント部分をよく見ると、ホンダの「H」ロゴやヘッドライト、ナンバープレートも再現されている。ややバンパーが大きく感じるが、かなり完成度が高いといえよう。
一方、ナスのスーパーカブは、皮の紫色、実の白色を活かして制作。ボディやタイヤはもちろん、リアキャリアの格子部分や、レッグシールドなども精巧に再現されている。
精霊馬、精霊牛へ込められた思いも踏襲
ホンダの投稿には「今日は迎え盆 。精霊馬を作ってみました! 行きはご先祖様を速くお迎えできるよう、爽快な走りのCIVICを。帰りはのんびりと景色を楽しめるように、寄り道しても給油の心配が少ないスーパーカブをチョイス」というコメントも添えられている。
しっかりと往路と復路のことを考え、馬をシビック、牛をスーパーカブに置き換えたコンセプトも秀逸である。この組み合わせでお盆に行き来するご先祖様が、渋滞に巻き込まれないことを祈るばかりだ。