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最終更新日:2022.07.12 公開日:2022.07.12

愛西市と日産自動車、電気自動車を活用したカーボンニュートラルとSDGs 達成を目指すまちづくりで連携

愛知県愛西市と日産自動車株式会社、愛知日産自動車株式会社および日産プリンス名古屋販売株式会社の4者は、2022年6月27日に「電気自動車を活用した脱炭素化実現とSDGs達成に向けた包括連携協定」を締結したと発表した。ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の『ブルー・スイッチ』活動として180件目の取り組みとなる。

くるくら編集部

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災害時は非常用電源としての活用も!

 愛西市(愛知県愛西市)と日産自動車株式会社、愛知日産自動車株式会社および日産プリンス名古屋販売株式会社は、「電気自動車を活用した脱炭素化実現とSDGs達成に向けた包括連携協定」を締結したと発表した。

 本協定は、「走る蓄電池」となる電気自動車(EV)の普及や脱炭素化推進、SDGs達成を目指すことを目的としている。愛西市で災害による停電が発生した際は、日産の販売会社から貸与するEVを電力源とした、災害時の電力供給体制の構築や、環境教育の普及などの取り組み内容も含まれている。ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の「ブルー・スイッチ」活動としては、今回で180件目の取り組みとなる。

協定の経緯・背景

 愛西市は、地球温暖化対策やSDGs推進に積極的に取り組んでいるほか、再生可能エネルギーの活用や普及にも取り組んでおり、地球温暖化対策設備(太陽光発電施設、HEMS等)の導入者に対して補助金を交付するなど、環境に配慮した取り組みを推進している。また、2022年7月に開所予定の、愛西市発達支援センター(愛称:わかば)には、EVの電力を建物の電力として活用できる電力変換装置V2H(Vehicle to Home)を設置し、災害時等に福祉避難施設として開放する計画で、防災対策強化にも取り組んでいる。

 一方、日産自動車は、2018年5月よりEVの普及を通じて、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を、全国の自治体や企業、販売会社と共に推進している。さらに、2030年代早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速している。

 愛西市が推進する防災、地球温暖化対策、SDGsの推進と、日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」、この双方の取り組みにお互いが賛同し、本協定が締結されることとなった。

協定の概要と主な連携内容

「電気自動車を活用した脱炭素化実現とSDGs達成に向けた包括連携協定」の概要 画像=日産自動車

電気自動車「日産リーフ」を活用した脱炭素化、強靭化イメージ図 画像=日産自動車

 本協定締結を機にEVを活用した環境に優しく災害に強い持続可能なまちづくりを推進し、美しい自然環境を未来に残すため、EVの普及を通じた地域課題の解決、脱炭素化社会実現、SDGs達成に向けて、更に連携を強化していくという。

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