鈴鹿にF1が帰ってきた! フェルスタッペン、ペレス、ガスリー、角田が意気込みを語る【日本GP直前インタビュー】
F1日本GPの開幕を目前に控えた2022年10月5日、F1ドライバーのマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、ピエール・ガスリー、角田裕毅が、レースへの意気込みを語るメディアセッションが行われた。その模様をお届けする。
角田は食べたい日本食をリストアップ!
2022年10月5日、レッドブル・レーシングに所属するマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、及びスクーデリアアルファタウリに所属するピエール・ガスリー、角田裕毅によるメディアセッションが行われた。同セッションでは、3年ぶりに鈴鹿サーキットで行われるF1日本GPに向けての意気込み等が語られた。
セッションの第一部では、アルファタウリに所属するガスリーと角田が登壇。鈴鹿サーキットについて質問されると、F1では好成績を残せていないが今年こそはトップ5に入りたい、とガスリーは回答。角田は、F1マシンでは初走行となるがレーシングスクールや全日本F4選手権で走り込んだサーキットなので楽しみ、とその意気込みを語った。
今回の日本GPのスケジュールは、前週にシンガポールGPが行われたためタイトなもので、このメディアセッションも分刻みのスケジュールだった。しかし、そんな中でも角田は食べたい日本食リストを事前に作成。帰国後は、それをほぼ実現できているのが嬉しい、と彼らしいユーモア溢れる回答を披露した。ちなみにいちばん食べたかったのはモツ鍋だったそうで、それを真っ先に味わえて大満足だったようだ。
一方のガスリーは、日本でのショッピングを楽しむ時間が取れないのが残念、と語った。ただし、メディアセッション前日に、角田とカラオケを思いっきり楽しめたのでリフレッシュはできたという。
レッドブルが好調なのはチーム一丸となっている証
セッション第二部では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが登壇した。今回の日本GPに対する意気込みとしてフェルスタッペンは、週末は雨の予報なので少し刺激のある走行になるかも、とにこやかにコメント。この笑みのあるコメントは、ポイントランキングで2位以下に大差をつけている余裕を感じさせるものだった。
さらには、レッドブルが1-2位のままゴールする退屈なレースになるかも(笑)とも。もちろんこれはジョーク。だけど、レッドブルが1-2位でゴールできて、ファンにとってエキサイティングなレース展開になるようにベストを尽くすよ、と語ってくれた。
一方ペレスは、雨で面白いレースを演出するかもしれない。ただ雨になっても日本のファンは絶対に鈴鹿サーキットに来てくれるので、ドライバーにとっても盛り上がるレースになるだろう、とコメントを残した。
そしてメディアから、レッドブルが今シーズン圧倒的な力を見せている理由は何か? と質問をされると、両名とも「素晴らしいチームワーク」と答えた。続けて、レッドブルのマシンに大きなアドバンテージがあるわけではない。しかしマシンのセッティングだけでなく、ピット等のレース戦略といった面でも、チームが一丸となって常にベストを目指す姿勢が貫かれている。くわえて、その完成度が非常に高いから、今シーズンは良い結果を残せている、と述べた。
ホンダのロゴが日本GPから復活
なお、メディアセッションが行われた同じ10月5日に、ホンダからレッドブルグループとのモータースポーツにおける協力関係の強化が発表された。これにより、今回の日本GPからレッドブルとアルファタウリのF1マシンに「HONDA」のロゴが入ることになり、2022年11月27日(日)に開催されるホンダ・レーシング サンクスデーにフェルスタッペン、ペレス、ガスリー、角田の4名が参加することが発表された。