ホンダの新車「ストリーモ」は電動三輪モビリティ! 社内ベンチャーが開発し、年内にも発売か。
ホンダ発のベンチャー企業が次世代の乗り物を発表。1人乗り電動三輪マイクロモビリティ「Striemo(ストリーモ)」とはいったい何なのか?
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ホンダのベンチャーが熱い
ストリーモ社が発表した1人乗り電動三輪マイクロモビリティ「Striemo(ストリーモ)」
去る2021年8月、ホンダに社内ベンチャー企業「ストリーモ」が誕生した。「ストリーモ」は、ホンダが取り組む新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」から生まれた、2社目のベンチャー企業だ。
IGNITIONは、ホンダが2017年にスタートさせた新規事業創出プログラムだ。従業員の持つ独創的な技術やアイデア、デザインを形にし、社会課題の解決と、新しい価値の創造につなげることを目指している。2020年からは、より早い社会実装を実現するため「起業する」という方法も加えられ、そこで生まれたベンチャー企業が今回の「ストリーモ」である。
全長109cm×幅48cm×高さ118cm。重量は約20kg。
ホンダがバイクで培ったノウハウを凝縮
そして今回、ストリーモ社は6月13日、1人乗り電動三輪マイクロモビリティを発表した。その名も社名と同じ「Striemo(ストリーモ)」。同商品は、ホンダが培った技術により安定した走りを実現したという。
0.1mm単位で重心バランスを計算した緻密な設計と、独自のバランスアシスト機能により、人が自然とバランスを取りやすい構造を採用。ゆっくり歩くようなスピードから、自転車程度のスピードまで、転びにくく安定した走行が可能となった。
「ストリーモ」の森庸太朗代表取締役は、「誰しもが自然体で動き出せる、そんな移動手段を作れないかとストリーモを開発しました。ホンダでの二輪開発で培った『人研究』のノウハウを生かし開発した、新しいモビリティです」と解説。「人が自由な移動を楽しめる豊かな世界をつくっていきます」と抱負を述べる。
「ストリーモ」は2022年中に日本国内、2023年には欧州でそれぞれ発売を予定している。なお本販売に向け、いま特設サイト(https://striemo.com/apply)では、抽選販売の申し込みを受付中だ。価格は26万円(税込)。
株式会社 ストリーモ 公式サイト
https://striemo.com/
フル充電にかかる時間は約3.5時間。1回の充電での走行距離30km(郊外実測値。走行方法により異なる)。 道路運送車両法上は、第一種原動機付自転車(通称:原付一種)扱いとなる。