レクサスLXが3分で開錠! 自動車盗難の再現動画と有効な対策
愛知県自動車盗難等防止協議会は、愛知県警察本部や自動車セキュリティ機器メーカーと協力し、自動車盗難での開錠やハンドルロック切断などの再現した動画を作成した。その動画ではレクサスLXが3分で開錠され、20分後にはエンジンが始動し、盗難されてしまう様子が再現されている。
純正のセキュリティだけでは万全といえない
愛知県自動車盗難等防止協議会は、愛知県警察本部や自動車セキュリティ機器メーカーと協力し、スマートキーが開錠される、ハンドルロックを切断される、といった自動車盗難の様子を再現した動画を作成した。
その動画ではモデル車となったレクサスLXが3分でドアが開錠され、車内に乗り込んだ犯人が工具を使ってハンドルロックが切断。そして20分後には純正の盗難防止システム(イモビライザーシステム)が無効化されてしまい、エンジンを始動させて走り去っていく様子が再現されている。
この動画の車は、純正の盗難防止システムは作動している状態である。しかし愛知県自動車盗難等防止協会はプロの窃盗団にとっては、それは万全な状態ではないと説明している。
<レクサスLXが3分で開錠される動画はこちら>
純正+アルファの盗難対策を
愛知県自動車盗難等防止協会では、純正の盗難防止システムだけでなく、「後付けのセキュリティ」を装着することをすすめている。特に推奨している後付けのセキュリティとしては、純正のものとは独立したシステムを持っている、専用キーなどで解除するといった条件を上げている。さらに純正のものが開錠された際には、ドアを開けるとアラームが鳴る、エンジンが始動しないといった機能も備えていると、盗難防止につながるとしている。
6月20日に公開した「自動車盗難件数ランキング2020。ワーストは2年連続であのクルマ。」で紹介されているような車種のオーナーや、また人通りの少ない駐車場を利用するオーナーは、純正の盗難防止システムだけでなく、後付けの盗難防止システムやハンドルロック、タイヤロック、人感センサーライト・カメラなどの採用を検討すべきかもしれない。