今年10月の東京モーターショーは中止。 新型コロナウイルス感染拡大のため
日本自動車工業会は、2021年4月22日のオンライン記者会見で、今年10月に開催を予定していた東京モーターショー2021の中止を発表した。新型コロナウイルス感染症の拡大が続いていることから、来場者に安全、安心な環境で、モビリティの魅力を体感できるメインプログラムの提供が難しいため中止を決定。東京モーターショーの中止は、オイルショックの余波による1974年以来となる。
新型コロナウイルス感染拡大から中止を決断
4月22日のオンライン記者会見で日本自動車会の豊田章男会長は、2021年10月に予定していた東京モーターショーの中止を発表した。
中止の判断は新型コロナウイルス感染拡大が現在も続いていることを踏まえてであり、豊田会長は「オンラインを使った魅力ある企画などを検討してきたが、来場者に安全、安心な環境で、モビリティの魅力を体感できるメインプログラムの提供が難しい」という理由を発表。また「東京モーターショーは、二輪、軽自動車、乗用車、大型車、そして、他の産業も含めて多くの関連企業が関わる。ぜひリアルで見てもらいたい、ということにもこだわりたいので、中止という決定を下した」と述べた。
なお東京モーターショーが中止となったのは、1973年の第一次オイルショックの余波でモーターショーのあり方が問われ、開催中止となった1974年以来となる。これ以降、隔年開催が定着した。
次回はさらに進化して『東京モビリティショー』に
次回の東京モーターショーに関しては「さらに進化した『東京モビリティショー』としてお届けしたいと思っておりますので、今後ともご支援よろしくお願いします」と発表された。
2019年東京モーターショーの写真は
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