菰田潔のなるほど運転レッスン(第20回)|追突されない走り方(1)
こんにちは、菰田潔です。私と一緒に『今さら人に聞けない運転の基本』を動画でおさらいしてみませんか? ひとつひとつチェックしていけば、きっといまより運転がうまくなりますよ! 連載第20回は、追突されない走り方(1)について解説します。
周りの状況をよく見て「追突されない走り方」をマスターしましょう
前方注意を怠らず、適切な車間距離を維持するなど「追突しない走り方」が大切なのはもちろんですが、ドライバーとしての想像力をもう少し膨らませて「追突されない走り方」もマスターしてみましょう。追突されないことも、非常に大事な運転テクニックです。周りの状況をよく見て、その状況から判断をしながら走るということは、とても大事なポイントで安全運転には欠かせません。
自分の車がどう動くのかを周囲に知らせましょう
まず自分の車がこれからどうするかを周りの車に知らせる必要があります。左に曲がる、あるいは車を路肩に寄せるという時に、ブレーキを踏む前にウインカーを点けましょう。何もない直線路で、急にブレーキを踏まれると後続車は予想していないので、追突される危険があるからです。
いきなり進路変更をしないことも大切です。入られる側の車からすると、いきなり前に入ってくるわけですから、追突される危険があります。
停止する時は、早めに減速を開始します。徐々に止まれば、追突される危険が減りますね。ミラーをよく見ることも大切です。ドアミラー、バックミラー、あるいは目視で、自分の車の周りがどういう状況なのかを確認して、頭の中でイメージをすることが大切です。
<プロフィール>
菰田潔(こもだ・きよし)
多くの運転講習会で講師を務めるモータージャーナリスト。その理論的で分かりやすい教え方から”プロフェッサーこもだ”と呼ばれることも。
※この記事は2013年7月に公開した動画を元に再編集したものです。