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最終更新日:2019.12.20 公開日:2019.12.20

スター・ウォーズの宇宙船をポルシェがデザイン!最新作「スカイウォーカーの夜明け」に登場。

映画『スター・ウォーズ』シリーズの最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に登場する宇宙船「トライウィング S-91x ペガサス スターファイター」がスタイリッシュでカッコイイ。この宇宙船をデザインしたのは、かの自動車メーカー「ポルシェ」。そのデザインへのこだわりと制作エピソードを紹介しよう。

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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』とは?

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のポスター。 ©2019 ILM and Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、映画『スター・ウォーズ』シリーズの最新作として12月20日に日米同時公開された作品。

 ルーク・スカイウォーカーを主人公とする旧三部作。アナキン・スカイウォーカーを主人公とする新三部作。そして今作を含む、レイを主人公とした続三部作。本作品は、合計9本のシリーズ完結編として位置づけられている。ちなみにストーリー的には、新三部作、旧三部作、続三部作の順番になり公開順とは異なるのだが、どちらにしても、今回の作品が完結編であることには間違いない。

 とはいえ、本当に完結するのか、苗字のない主人公・レイは一体誰の子どもなのかなど、公開前からスター・ウォーズファンの注目を集めており、公開後すぐに映画館に足を運びたいという人も多いのではないだろうか。

【スター・ウォーズ シリーズ一覧】
旧三部作
1977年 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
1980年 スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
1983年 スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還

新三部作
1999年 スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
2002年 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
2005年 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

続三部作
2015年 スター・ウォーズ/フォースの覚醒
2017年 スター・ウォーズ/最後のジェダイ
2019年 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

スター・ウォーズとポルシェがコラボした宇宙船がカッコイイ!

 スター・ウォーズ・シリーズでは、登場する宇宙船も人気がある。筆者も、ハン・ソロの宇宙船「ミレニアム・ファルコン」や反乱同盟軍の主力戦闘機「Xウィング・スターファイター」などにワクワクした経験のある1人だ。

 最新作では、登場する宇宙船をルーカスフィルムとポルシェの2つのブランドが協力してデザインしたことでも話題となっている。早速その宇宙船を見てみよう。

Tri-Wing S-91x Pegasus Starfighter(トライウィング S-91x ペガサス スターファイター)。出典:ポルシェ  

 いかにもスター・ウォーズを感じる未来的な機体だが、どこかスポーツカーのようなスタイリッシュさも感じさせるカッコイイ宇宙船だ。スピード感があるデザインなので、宇宙空間での戦闘シーンで登場しそうである。

 宇宙船の名前は「Tri-Wing S-91x Pegasus Starfighter(トライウィング S-91x ペガサス スターファイター)」。ポルシェによると、両ブランドのデザイナー総勢7人が協力。約6週間にわたる綿密なコラボレーションによってデザインが開発された。両ブランドのデザインDNAを融合させたスタイリングになっているという。

スター・ウォーズとポルシェのデザインが融合!

 トライウィング S-91x ペガサス スターファイターのデザイン細部を見てみよう。ポルシェによると、後方に向かって細くなるキャビンの形状やコックピットのルーフラインからタービンまでの形状は、ポルシェ・911やポルシェ・タイカンなどに見られる特徴的なデザインを反映。

 フロントには、ポルシェのデザインにおいて典型的な4灯式のデイタイムランニングライト(DRL)やポルシェ・タイカンを想起させるエアカーテンとヘッドライトを採用。フロント先端には「ブラスター」と呼ばれる長い銃身。コックピット後部にはスター・ウォーズに登場するドロイド「R2D2(アールツーディーツー)」と思われる白と青の球体が頭をのぞかせている。

 リアは、新型のポルシェ・911にインスパイアされたデザインで、縦スリットのルーバーと一体型の「テールランプ」。主翼の付け根には、赤く光る「ライトバー」が搭載されている。

 コックピットの計器類はパイロットの着座位置などを考慮してレイアウト。低い着座位置はポルシェ・918スパイダーの人間工学に基づいたスタイルだという。

 ポルシェによると、宇宙船は映画の中で、ほんの数秒間の登場シーンで印象を与え、認識できるアイコニックなデザインである必要があるそう。さらに通常のクルマのデザインとは違うため、ポルシェにとって新境地となり、デザイナーたちはプレッシャーを感じたようだ。

トライウィング S-91x ペガサス スターファイターが飛行する映像!

デザインを企画する様子。写真中央の男性がダグ・チェン(ルーカスフィルムVPエグゼクティブクリエイティブディレクター)。出典:ポルシェ資料

 ポルシェの公式YouTubeチャンネルでは、この宇宙船のデザインプロセスを描いたメイキング動画を公開している。

 同動画は、ダグ・チェン(ルーカスフィルムVPエグゼクティブクリエイティブディレクター)がコンセプトを説明するところから始まり、デザイナーたちの葛藤や完成までのエピソード、いくつものデザインパターン、ポルシェとルーカスフィルムのデザインに対する哲学などが語られていて、本プロジェクトにかける熱い思いが伝わってくる。

 また、動画の最後には宇宙や砂漠の上を飛行するトライウィング S-91x ペガサス スターファイターも描かれている。動く姿を見れば心躍ることだろう。気になる方は再生ボタンをクリックされたし。

 このようにさまざまなこだわりを持ってデザインされた宇宙船。劇中ではどんなシーンに登場するのだろうか。映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を鑑賞する際には、ポルシェがデザインした宇宙船にも注目だ。

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