レゴブロックで製作された「マクラーレン・セナ」がすごすぎる!
幼少時に多くの人が遊んだであろう「レゴブロック」。さまざまな形をしたプラスチック製のブロックを組み合わせて、街や乗り物、動物などを作って遊ぶ玩具だが、そのレゴを使って、あのスーパーカー「マクラーレン・セナ」が製作された。
マクラーレンオートモーティブが3月26日に発表した、レゴブロックを使って製作した「マクラーレン・セナ」を紹介しよう。
マクラーレン・セナとは
そもそも「マクラーレン・セナ」とは、「音速の貴公子」と呼ばれ、歴史に名を刻む天才F1レーサー「アイルトン・セナ」にちなんで名づけられたスーパーカー。同社のラインナップの中で、最上位クラスの「アルティメットシリーズ」として2017年12月に発表され、限定500台のみ生産された。
最大出力800馬力のV型8気筒4.0Lのツインターボエンジンやカーボンファイバー製の超軽量ボディなど、その驚異的なスペックからも注目された車両だ。
約5000時間をかけて製作!
そんなマクラーレン・セナを実物大で再現したレゴ「マクラーレン・セナ」を見てみよう。
本当にレゴブロックでできているとは思えない完成度だ。どの角度から見ても精巧にマクラーレン・セナが再現されている。想像以上である。
レゴ「マクラーレン・セナ」は、約50万個の部品を使用。交代制の作業員が24時間体制で作業し、全てのブロックを組み立てるのに、約2700時間。設計も合わせると約5000時間かけて製作されたという。5000時間というと単純計算で208日。すごい時間だ。
実物をより忠実に再現するため、運転席のシートは本物と同じ「軽量カーボンファイバー製シート」を使用。ステアリング、ペダル、ホイール、タイヤなど一部のパーツも本物を使用している。本物のパーツが特に目立たないということが、この完成度の高さを物語っている。
エンジン音が聞こえるギミックも!
同車は、さまざまななギミックも搭載。天井にセットされたスタートボタンを押すことで、時速335キロで走行している時のエンジン音を聞くことができたり、キャビン中央に位置するディスプレイ、ヘッドライトやウィンカーを操作することもできる。もちろんライト類は光る。
さらに、特徴的なガルウィングドアもレゴブロック製なのだが、こちらを開閉することもできる。ちなみに同車の総重量は3348ポンド(約1520kg)、実物の総重量は、2641ポンド(約1200kg)なので、実物より300kgも重いそうだ。エンジンを積んでいないのに、本物より重いとは驚きだ。
上動画は、同社の公式Facebookに投稿されているもの。ライトが光る様子や組み立ての様子を早送りで見ることができる。映像で見ると、その迫力がさらに伝わってくる。興味のある方はチェックされたし。