世界に1台だけ! ランボルギーニの新型モデル「SC18 Alston(アルストン)」が登場
ランボルギーニは11月16日、同社のカスタマーレース部門「スクアドラ・コルセ」において初となるワンオフモデル「SC18 Alston(アルストン)」を発表した。
ランボルギーニは11月16日、同社のカスタマーレース部門「スクアドラ・コルセ」において初となるワンオフモデル、「SC18 Alston(アルストン)」を発表した。
まるで最新のロボットアニメから飛び出してきたような出で立ちのSC18 Alstonは、公道も走行可能なロードゴーイングマシンだ。が、その見た目からも分かるように基本的にはサーキット志向のスーパースポーツである。
車両は、研究開発を行う同社のスタイルセンター「チェントロ・スティーレ」によってオーナーと共同で設計され、2013年にランボルギーニ創業50周年を記念し登場した「ヴェネーノ」の発展版とも言える、レーシーな雰囲気に仕立てられた。
SC18 Alstonは、最新のアヴェンタドールSVJがベース。6.5リッターV12エンジンをミッドに搭載し、最高出力770ps/8500rpm、最大トルク720Nm/6750rpmを発揮。トランスミッションはシングルクラッチ式の7段ISR(Independent Shifting Rod)を組み合わせる。
多くの最新レーシング・テクノロジーがフィードバックされており、ボディは当然フルカーボン。フロントフードは「ウラカンGT3エヴォ」から、リアフェンダーや整流板などは「ウラカン・スーパートロフェオ・エヴォ」からデザインの着想を得たという。
もっとも、見た目重視のワンオフを作りたいのなら、スクアドラ・コルセに依頼する意味がない。「エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ(ALA)」なる空力パーツを開発し、ニュル最速タイムを争うメーカーの一角になったように、昨今のランボルギーニの面白さは、機能美とデザイン美を融合させる仕事のうまさにある。
SC18 Alstonも同様に、デザイン的なハイライトとなっているリアフードに設けた12個のエアアウトレットは伊達ではない。その冷却効果は、既に”耐久レースでも実証済み”と胸を張る。見た目だけのデザインでは決してないのが、現代のランボルギーニなのだ。