Zとスノーモビルが合体!? 北米日産の冬用特装車がスゴすぎ!
北米日産が2月5日、「370Zki」を発表した。このコンセプトモデルは今月開催のシカゴオートショーに出展予定だ。
北米で主力車種のSUVやピックアップトラックなどの4WD車に比べると、後輪駆動のスポーツカーは圧倒的に雪道に弱い。しかもこの車、オープンカーである。けれどそんな車でも雪道を楽しみたい! という発想でスノーモビルのような足回りと合体させてみたのが同車だ。
日本国内でもスキー場でランドクルーザーやパジェロなどの4WD車にクローラー(キャタピラ状の走行装置)を取り付けた車をたまに見かけるが、生粋のスポーツカーでやってしまうところがいかにもアメリカン。
ベースになった車は370Zロードスター(日本名/フェアレディZロードスター)。フロントタイヤに代えて幅30cmのスキー板を取り付け、リアにはクローラーを装着した。この駆動システムにはアメリカン トラック トラック社製のパーツを使用している。
取り付けにあたって、ドライブトレインをいったんすべて外して車体をリフトアップ。サスペンションも専用のものに換えられている。エンジンやトランスミッション、排気系もこれらパーツに適合するようにレイアウトを見直されている。なおかつ下回りの保護のために、フロント下にはスキッドプレートが装着された。
雪の日になぜオープンカー? という疑問が無くもないが、こうした遊び心満点の車をメーカー自らが作ってしまうところがおもしろい。日本にもこの車があれば、今年の豪雪も怖くない!?
【映像:圧巻の走行シーンはコチラ!】
2018年2月8日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)