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最終更新日:2017.10.20 公開日:2017.10.20

犬の看病に有給が!? グッチは毛皮の使用を禁止へ。イタリアの動物愛護がすごい!

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(c) picture alliance / Westend61

 イタリアで犬が病気になった時に有給休暇が認められた初めてのケースが、欧州メディアで報じられ話題になっている。

 10月12日付け独シュピーゲル誌によると、ローマ大学に勤務する女性が愛犬「Cucciola」の看病で2日間仕事を休み、有給を申請した。大学側は拒否したが、女性は動物愛護団体LAVの弁護士のサポートにより、「深刻な家族の個人的な理由」に該当する手当てと、2日間の休暇の許可を勝ち取った。つまり、犬の看病にも家族と同様に有給休暇を認めるとの判決を下した訳である。
 ちなみに、犬は手術を受け無事回復、女性は1人暮らしであるという。

動物愛護の国イタリア

 イタリアの法律では、ペットを虐待した場合には1万ユーロ(約133万円)の罰金または1年の懲役が定められている。

 ヨーロッパ最大級の動物愛護団体であるLAVは、「今回のケースは、動物の権利に対する理解度が高まったことの表れであり、他の職場でも同じような対応がなされることを願う」とコメントした。

グッチは毛皮の使用を禁止

 国民のうち6000万人がペットを所有し、年間20億ユーロ(約2600億円)ものお金をペットの諸費にかけるといわれる”ペット愛好国”イタリアでは、同国の高級ブランド「グッチ」が9月に、2018年春夏コレクションから動物の毛皮の使用をやめることを発表したばかりだ。

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グッチの2017~18年秋冬コレクションのショーから。(c) picture alliance / Photoshot

 英ハフポストによれば、グッチのマルコ・ピザーリCEOは、「毛皮は時代遅れであり、毛皮なしでも新素材とクリエーションによってファッションを展開できる」と発言。
 また同氏は英ロンドンの講演において、「環境と動物の保護に関して社会的責任を果たすことがグッチの重要なブランド・アイデンティティである」とスピーチしたことが伝えられている。

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2017年春夏コレクションの舞台裏。右端がグッチCEOのマルコ・ビザーリ氏。(c) picture alliance / Fotosicki / IPA

2017年10月20日(JAFメディアワークス IT Media部 荒井 剛)

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