映画「スパイダーマン:ホームカミング」 とアウディがタイアップ! 紹介動画が面白い!
映画「スパイダーマン:ホームカミング」のワンシーンから。© Audi AG
本国アメリカをはじめ世界53か国でNo.1ヒットとなっている映画「スパイダーマン:ホームカミング」が、8月11日に公開される。
スパイダーマンの映画シリーズは、2002年の「スパイダーマン」以来、今回で6作目になる。
アイアンマンにスカウトされたスパイダーマンこと15歳の高校生ピーター・パーカーは、放課後に近所のパトロールをするスーパーヒーローの見習い生。ピーターの目標は、アベンジャーズの仲間入りをし、一人前のヒーローとして認められること。そんな彼がNYの危機を救うためにひとりで悪との戦いに挑む。試練を通して少年が大人になっていく葛藤や成長がいきいきと描かれている。
スーパーヒーロー候補生はSNSで実況中継
スパイダーマンは、アメリカン・コミックの王道である勧善懲悪の痛快な世界観や、CGを使ったスペクタクルな画像が楽しめるハリウッド的娯楽作品である。個人的に面白かったのが、高校生のピーターがSNSを使うアイデアとアウディがスパイダーマン:ホームカミングと広告提携したタイアップを行っている点である。
映画のシーンの中で、アベンジャーズが戦闘に行く前に話し合っている様子を、見習い中のピーターは興奮しながらSNSでリポートする。SNS世代を代表するリアルな高校生の姿が描かれていると同時に、ピーターが観客と同じ目線でヒーローに憧れながらヒーローになっていく過程の描き方がユニークだ。「ヒーロー=手の届かない存在」ではなく、ヒーローに橋つなぎをしながら親近感を持たせる効果を奏している。
映画の中には「アウディA8」が登場する。映画の公開にあわせてアウディは多角的なプロモーションを行っているが、その中のひとつが、映画の本編には登場しないスピンオフ(派生作品)動画「Driver’s Test」である。
リンク先=YouTube
自動駐車装置や自動操縦機能について映画のシーンの中で再現されるプロモーションビデオのようなスピンオフ映像だ。
映画に登場する新型アウディA8は、7月11日に発表されたラグジュアリーセダンである。新装備として五感に働きかける直感的なテクノロジーが搭載されている。
五感に働きかける新アウディA8
指先で直観的に操作できるタッチスクリーン式ディスプレイ、ドライバーの言葉を理解して反応するボイスコントロール、エアコンを通して車内にオリジナルのフレグランス(香水)が広がるシステム、足を温めマッサージしてくれるフットレスト機能など、クルマが単なる移動手段であるという概念を超えて感覚的な快適さを搭乗者にもたらすようになったことを実感する。
そういったA8の機能のついてドイツ・アウディ社が制作した別のスパイダーマン動画があるが、これは本国ドイツで評判になったものである。
スパイダーマンの公開に向けて作成されたユニークなA8の動画。リンク先=YouTube
2017年7月9日(JAFメディアワークス IT Media部 荒井 剛)