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最終更新日:2017.07.04 公開日:2017.07.04

死ぬまでに行きたい! 意外と身近にある 日本の絶景

静岡県「奥大井湖上駅」の絶景。© STLアライアンス

 日本には、まだまだ知られていない美しいスポットがたくさんある。

 「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」など著作の売り上げが累計55万部を超える、絶景ブームの火付け役たる詩歩さん。彼女が選んだ日本の絶景を訪れ、その場所で取った写真を現地に特設された郵便局でプリントしてもらい、オリジナルのレターセットで思い出をシェアする期間限定企画「Surprise Trip Letter(サプライズ・トリップ・レター)」が、7月7日にスタートする。

絶景の目利きが厳選する日本の美

 「絶景は遠い存在だと思われがちですが、意外と身近にあります」と詩歩さんは言う。紺碧の海にまっすぐかかった、そのまま楽園へとつながっていそうな山口県角島大橋。水面が鏡のように回りの山岳地帯を映す、澄んだ雪解け水でできた神秘的な天然池、長野県八方池・・・。サプライズ・トリップ・レターに、彼女が厳選したテーマは「海外を思わせる景観」。日本の海外とも言うべき場所に目をつけたセンスと、フォトジェニックなスポットを見極める審美眼が魅力的だ。

トロッコ列車から眺めた奥大井湖の眺め。線路脇は歩道で、美しい湖を眼下に眺めながら散策できる。© STLアライアンス

 第1回目のスポットは静岡県「奥大井湖上駅」。エメラルドグリーンの湖水をたたえる奥大井湖の上に無人駅が立っていて、あたかも湖に浮かんでいるような不思議な景観となっている。

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そこでしか見られない理由、ストーリーがある

トロッコに揺られてのんびりと

 新緑や紅葉など季節の彩りを映す湖面と、レトロな赤いトロッコ列車は、どことなくスイスの山岳地帯を思わせる。大井川鐵道井川線は、日本でも珍しいアプト式といわれる、スイスの鉄道で有名なラックレール鉄道で、日本一急勾配なエリアや、日本一高い鉄道橋「関の沢橋梁」といった風情のある景色を車窓に映しながらゆっくりと走る。

情緒溢れるローカル線、大井川鐵道井川線。© STLアライアンス

 奥大井湖上駅の上にあるコテージには臨時郵便局があり、絶景写真を添えたレターセット(無料)で、旅情を文字にしたためるのもいい。また、南アルプスの麓から湧き出る癒しの天然温泉「寸又峡温泉」や、美しいデザインが特徴の「長島ダム」など近くの名所にも足を延ばしたい。

スイスをイメージしたオリジナルのレターセットは無料で配布される。© STLアライアンス

 開催期間は、7月7日(金)および7月8日(土)から8月6日(日)までの土日のみで、計11日間。これを皮切りに、第2回目は、都心で欧米の街並みを楽しむことができる東京都品川区「STUDIO EASE」。第3回目は、フランス、イタリア、スペインの南国風街並みを再現した和歌山県の「ポルトヨーロッパ」へと絶景スポットの輪を広めていく。

東京都品川区「STUDIO EASE」。© STLアライアンス

和歌山県の「ポルトヨーロッパ」。© STLアライアンス

 「絶景の魅力は、そこでしか見られない理由、ストーリーがあること」と詩歩さんは言う。絶景が生まれたストーリーを辿る旅は、きっとかけがえない思い出の1ページになることだろう。

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番外編:記者おススメの欧州絶景地

 番外編として22年間ヨーロッパに住んだ記者が推薦する、欧州の絶景スポットを紹介したい。

© picture alliance / ZB / Patrick Pleul

 19世紀に作られたゴシック調の橋が朽ち果てそうに佇む秘境中の秘境、ドイツ・ザクセン地方クロムラウの自然公園「ロードデンドロンパーク」。中世から時が止まったような静寂に浸るには晩秋がおススメ。

© Credit: picture alliance / Sulamith Sallmann / Shotshop

 砂漠のように渇いたランドスケープが続くフランス・ノルマンディ地方の岬に孤高として立つアーグ灯台。太陽と雲と海がドラマチックな時を織り成す瞬間。

© picture alliance / blickwinkel / H. Baesemann

 ノルウェー北部の都市トロムソにかかるオーロラ。勇壮なオーロラの広がりにライトアップされた家々がまるで箱庭のおもちゃのようだ。

参考:Surprise Trip Letterプレスリリース

2017年7月4日(JAFメディアワークス IT Media部 荒井 剛)

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