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クルマ最終更新日:2018.11.29 公開日:2018.11.29

SEMA SHOW 2018は日本車カスタムの宝庫だった!

スカイライン、ランクル、RX-7のカスタム車が続々! 10月30日~11月3日までラスベガス・コンベンションセンターにて開催されたSEMA SHOW 2018には、とにかく日本車のカスタムカーが目に付いた。出展された数多くの日本車を写真で振り返る。

 SEMA SHOW(セマ・ショー)とは、今年で52回目の開催となる自動車アフターマーケットでの部品・用品トレードショー。10月30日~11月3日までラスベガス・コンベンションセンターにて開催された。その規模は世界最大。毎年、新製品だけでおよそ3000アイテムが出展される。デモカーとして日本車の出展も多く、2000年以降は特に増加。スープラやスカイラインGT-R、RX-7などの日本車が多数登場する映画「ワイルドスピード」の影響もあり、カスタムのベース車として日本車人気が急速に高まったのである。 SEMA SHOW 2018に出展された数多くの日本車の中から、特にカッコいい日本車を紹介してみよう。

1.日産 スカイライン/GT-R

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25年ルール(製造から25年以上経つと、本来は登録できない右ハンドル車などが登録可能となる制度)で輸入解禁となった日本仕様のGReddy R32 GT-R。

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ラッピングフィルムではなく、すべて手描きの塗装で仕上げている驚異的なカスタム。ROHAN 日産GT-R。

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映画「ワイルドスピードMAX」にて使用された日産 スカイライン R34。「もしも映画の中で破壊されていなかったら」というコンセプトで2018年仕様が制作された。

2.ダットサン 240Z

 来年でアメリカでの販売開始から50年となる「ダットサン240Z」はアメリカで長年、熱狂的なファンも多い伝説の車である。SEMA SHOWには、デモカーとして毎年たくさんの240Zベースのカスタムカーが出展されている。

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カリフォルニア州サンノゼにあるフェアレディZ専門店、Z CAR GARAGEが手がけた1970年型ダットサン 240Z

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エネオスブースに出展された240Z。ちなみに、エネオスはアメリカで「JDM LEGENDS」という名前のオイルを販売している。※JDMは日本仕様車の意味。

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SEMAではたくさんのアワード(賞)が用意されるが、こちらはグランツーリスモアワードを受賞した240Z。こちらの車両はPlayStation 4専用レーシングゲームの「グランツーリスモ SPORT」に登場する予定だ。

3.トヨタ ランドクルーザー

 アメリカに限らず世界で愛され続けるランドクルーザーは、40系のレストア&カスタムが多い。 アメリカには、クラシックなランドクルーザーのカスタムを専門とするショップが多数ある。

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台湾のタイヤブランド、MAXXISのブースに展示されていたピックアップ仕様のランドクルーザー。

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会場で最も見た日本製4×4がランドクルーザーJ40系。それだけこのクルマが愛されているのが分かる。

4.トヨタ スープラ

 新型スープラ発売間近とあって、今年は初代セリカスープラ(日本名セリカXX)から4代目(日本では2代目)までのスープラをベースとしたカスタムが目立った。

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トーヨータイヤの展示スペースに出展されたVeilSideのエアローパーツを装着したトヨタ スープラ。

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こちらトヨタブースに出展されたセリカスープラ。アメリカ仕様にはなかったフェンダーミラーや『CELICA XX』の車名ステッカーをわざわざ装着して、オリジナルの日本仕様にしているのがポイント。

5.マツダRX-7

 RX-7はFC、FDともにカスタムのベース車両として根強い人気がある。

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トーヨータイヤの展示スペースに出展されていたFC。アメリカでも大人気のパンデムのエアロキットを装着。

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台湾のタイヤメーカー、マキシスのブースに出展されたFD。

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このFDはJDMPalace(日本車用のカスタムパーツブランド)のオーナーが所有する車。RE雨宮のボディキット、エンドレスローター付きのブレンボキャリパー、ロールケージ、Aragostaの車高調などを装着している。

 アメリカの若者たちの間では、相変わらずJDM(※)の人気が高い。25年ルールによって、アメリカに中古車として輸入される右ハンドルの日本車に乗ることがアメリカの日本車ファンにとっては最高のステイタスなのだそう。実際、SEMAの出展車にもじわじわと右ハンドルの日本車が増え始めている。

※JDMは日本仕様車の意味だが、広義では日本車や日本ブランドのカスタムパーツから日本語のステッカーなども含む。

2018年11月26日(雨輝・加藤久美子)

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