2018年09月28日 12:40 掲載

ニュース・プラス 今度はジャガー! プレミアムブランドから続々登場のEV。ジャガー「I-PACE」の性能とは?


くるくら編集部 伊東 真一

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 ジャガーは9月26日、同社初となるピュアEV(内燃機関を搭載せずバッテリーのエネルギーだけでモーターを駆動して走行する電気自動車)の「I-PACE」の受注を開始したと発表した。写真では「シビれる電気ジャガー」とキャッチコピーが打たれているが、いったい電気のどこが我々ユーザーをシビれさせてくれるというのだろうか。

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 今月は各社からSUVモデルのEVの発表が相次いだが、「I-PACE」もやはりSUVだ(関連記事1,2)。全長4.695mmとSUVとしては中型クラスのサイズ感だが、大型クラスの室内空間を確保したという(写真上)。

EVで気になる航続距離と充電時間は?

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 航続距離は、90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最長で470km走行可能としている(WLTPモード)。充電は最大7kWのAC普通充電と100kWのDC急速充電、日本市場向けの50kW CHAdeMO規格の急速充電(写真下)に対応している。0%から80%までバッテリーを充電する場合、DC急速充電(50kW)で約85分、急速充電(100kW)で約40分で充電できるという。AC普通充電(7kW)の場合は約10時間かかる。

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 その電気を受けるモーターはドライブシャフトと一体化した小型のモーターを2基搭載。最高出力294kW(400PS)と最大トルク696Nmを発揮し、0-100km/h加速で4.8秒を達成した。ジャガーではこれを「V8エンジンのスーパーチャージャー搭載モデルに匹敵」する性能としている。

ジャガーの新型EV「I-PACE」、ウリはこのデザインだ!

 制動時のエネルギーをバッテリーに蓄える回生ブレーキだが、この回生ブレーキの効き具合を強化し、日産「リーフ」やBMW「i3」と同様のワンペダルドライビングが可能になっている。ワンペダルドライビングとは、ブレーキペダルを踏まなくてもアクセルペダルから足を離すだけで完全停止までできる機構のことだ。もちろん、こうした走行性能に関わる部分だけでなく、AI学習機能を搭載してドライバーを自動で認識して好みの温度設定にしたり、シートポジションを合わせたりするといった最新のギミックが満載だ。

 EVはバッテリーの劣化も心配だが、ジャガーでは最長8年間または16万km以内のいずれかで、バッテリー容量が70%を下回った場合、バッテリー保証の対象と明言しているところが心強い。

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 今回発表された「I-PACE」のプレスリリースでは、機能ではなく車体のデザインについての解説を冒頭に持ってきていた。確かにSUVというよりはクーペのような外観をまとっている。つまりジャガーではこのデザインを推していきたいということなのだろう。ちなみにジャガー広報によると、通常のモデルより「かなり好感触」の引き合いが来ているとのことで、納車は早くて来年3月の予定だ。

 他のプレミアムブランドに先駆けてピュアEVの日本受注開始に漕ぎ着けたジャガーだが、「I-PACE」の性能は他社モデルと競合する部分が多い。そんな中、どこまで販売台数を伸ばせるのか、改めてブランド力が問われることになる。