2018年08月20日 15:57 掲載

ニュース・プラス アドベンチャーワールドでジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生!


くるくら編集部 大槻 祐士

赤ちゃんジャイアントパンダの授乳確認

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赤ちゃんパンダと母親の良浜(らうひん)。

 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で、8月14日(火)午後10時32分、ジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生した。

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出生時の赤ちゃんパンダ。体はピンク色でうっすらと生えた産毛が確認できる。

 「永明(えいめい)」(オス・25歳)と、「良浜(らうひん)」(メス・17歳)との間に誕生した2年ぶりの赤ちゃんで、出生時の体重はわずか75gとジャイアントパンダの赤ちゃんとしては小さく、アドベンチャーワールドでも過去最も小さく生まれたそう。出生時は、自力で母乳を吸うことができなかったが、生まれて3日目の8月16日(木)午後4時頃には自力で母親の「良浜」から授乳したことを確認した。

アドベンチャーワールドとは

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アドベンチャーワールド。動物園、水族館、遊園地の3つを併せもったテーマパーク。

 アドベンチャーワールドは、「人間と動物と自然とのふれあい」をテーマに日々新たなことに取り組み挑戦する、動物園、水族館、遊園地の3つを併せ持つ全国でも珍しいスタイルのテーマパーク。園内にはジャイアントパンダの飼育展示、広大な敷地のサファリツアー、イルカやアシカのショー、観覧車やジェットコースターなどさまざまな施設がある。ゴールデンウィークや夏休み期間中には夜間営業も行われており、昼間とは違う動物たちの姿を見ることができる。

これまでの繁殖実績

 アドベンチャーワールドは1994年より、中国成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の日本支部として、世界で初めてブリーディン グローン制度(*1)でジャイアントパンダ自然繁殖のための日中共同研究を開始。これまでに15頭のジャイアントパンダの繁殖に成功している。そのうち11頭が中国へ移送され、更にそのうち4頭が繁殖し、これまでに12頭の子供たちが育っています。母親の「良浜」は、アドベンチャーワールドにて誕生した最初のジャイアントパンダで、今回の出産で9頭の母親となった。また、父親の「永明」は人間なら70歳ほどの年齢で、飼育下で自然交配した世界最高齢の父親パンダであるそうだ。

*1 希少な動物を絶やさず増やしていくために、動物園や水族館同士で動物を貸し借りし、協力して種の保存を実行する制度。希少な動物は、一個人や一動物園・水族館の持ち物ではなく、世界共通の財産であるという考えに基づいている。

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パンダファミリーの家系図。現在は赤ちゃんを含め6頭が飼育されている。

 現在アドベンチャーワールドにて飼育されているジャイアントパンダは6頭。今回誕生した赤ちゃんの父親「永明」以外は全てアドベンチャーワールド生まれである。

 現在赤ちゃんパンダは、保育器の中で体温が低下しないよう温度、湿度管理などを行い、スタッフによる懸命のサポートが続いている。今後は、赤ちゃんの健康状態を見ながら「良浜」のもとへ返す回数、時間を増やす予定とのこと。アドベンチャーワールドでは、親子の様子を見ながら公開日を決定する方針だ。