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ライフスタイル最終更新日:2017.04.12 公開日:2017.04.12

第11回  ”ストレートネック”のつらさを和らげ、矯正しよう

慢性的な肩こりや頭痛は、もしかしたらストレートネックが原因かもしれません。人の首の骨はわん曲しているものですが、前かがみの姿勢などを続けて首を酷使していると、首の骨がまっすぐになってしまうことがあります。これがストレートネックです。
車の運転も首や肩こりを誘発しやすい姿勢なので、ストレートネックの方にとってはますますつらい状況。そこで今回は、そんなつらさを少しでも和らげるためのエクササイズをお届けします。

エクササイズ1
頭と首の境の詰まりを解消しよう

まずはウォーミングアップから。ストレートネックの方は、頭と首の境が固まりやすく詰まりやすいので、まずはその部分を動かしてほぐします。
耳の穴に指を入れて、右耳と左耳を直線で結んだ線を軸として意識し、顎を上げたり下げたりを、数回行います。ゆっくりとていねいに動かすことで、頭と首の境の詰まりを解消します。

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→次ページ:首の骨を含めた背骨の、自然なカーブを取り戻そう

エクササイズ2
首の骨を含めた背骨の、自然なカーブを取り戻そう

ストレートネックは首だけの問題のように思えますが、正しい姿勢が取れていないことも原因のひとつです。骨盤が後傾し背中が丸まった、いわゆる猫背の状態は、ますますストレートネックを悪化させることになります。そこで、首の骨を含めた背骨の自然なカーブを取り戻す運動を行いましょう。
坐骨でしっかりとシートに座り、両手は頭の後ろに置きます。骨盤を少し前傾させて(腰を反らせて)胸を広げ、右足のつま先を上げます(写真上)。その状態から、かかとを上げて下げる(写真下)。これを左右交互に10回ずつ。
このエクササイズは、姿勢の改善にも効果があります。

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→次ページ:僧帽筋まわりをほぐして、肩こりを解消

エクササイズ3
僧帽筋まわりをほぐして、肩こりを解消

自然な背骨のカーブを取り戻したら、次は肩まわりのこりをほぐしていきましょう。首から背中につながる大きな筋肉、僧帽筋にアプローチしていきます。
坐骨でシートに座り、頭上に右手を置き、首を右に傾けます。左手は体の斜め後ろへ。首から背中にかけての僧帽筋まわりを伸ばしましょう。左手をさらに体から離れた位置に置くと、より伸びが強くなります。強さは自分で調整して、気持ちよく伸びたところでキープ。左右1分ずつ行います。

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指導:大久保圭祐(おおくぼ けいすけ)

パーソナルトレーナー・ロルファー™。
中央大学卒業。同大学キックボクシング部に在籍し、主将として活躍。在学中、プロライセンスを取得し本場タイのムエタイジムに留学。卒業後は様々なフィットネスクラブの専属パーソナルトレーナーを経験し、フリーランスとして独立。ボディワークの”Rolfing®”に興味を持ち、渡米してRolf Institute®を卒業。筋膜メソッド+パーソナル技法で女性の身体を美しく整えるケイスケ式メソッドを綴った初の著書『筋膜ボディセラピー』(三栄書房)好評発売中。
大久保圭祐先生のWEBサイトhttp://www.keisuke-o.net/

撮影=中村レオ 企画・編集=鈴木珠美(オフィスタマ)

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