2022年07月25日 06:00 掲載

ライフスタイル あおり運転の実態調査、
被害にあった人は5割以上!


文=原田磨由子

そもそも、あおり運転にあわないためには

 このように、ドライバーの半数以上があおり運転を経験しており、スピード、車間距離、進路変更の不手際によって他車のあおり運転を招いていることを自覚している実態が分かった。それでは、彼らはあおり運転をされないために何らかの努力をしているのだろうか。近年の報道の影響か、あおり運転を受けないよう、以前よりも意識して運転しているドライバーは77.0%もいる。

 最も大切な、あおり運転の被害にあわないための工夫は、「車間距離をしっかりとる(55.5%)」、「ウィンカーは早めに出すようにしている(40.0%)」、「周囲をよく見て、相手に譲るようにしている(35.5%)」など、すべて車を運転することの基本中の基本でもある。周りのドライバーを気遣い、刺激しない運転を心がけることが、結果的に自分を守ることになるのだ。

 もし、これらの操作技術や判断力に自信がなくても、ドライブレコーダーの設置(34.5%)や、「録画中」などのステッカーを貼る(9.5%)など、事前に準備ができる工夫も参考にしたい。

記録を残す上では重要なドライブレコーダー

 事前にできる対策として、ドライブレコーダーにかけられる期待は小さくなさそうだ。

 ドライブレコーダーの普及であおり運転が減少すると思うか聞いたところ、69.6%のドライバーが減少すると思うと回答。ドライブレコーダー普及への期待が大きいと同時に、3割の人が減少しないという答えで、ドライブレコーダーの普及が、被害の抑止になるとは考えない人も一定数いることがわかる。

 実際、ある程度の抑止効果はあるかもしれないが、ドライブレコーダーが直接あおり運転を止められるわけではない。記録を残す上でドライブレコーダーを装着しておいた方がよいのは間違いないが、あおりを直接防ぐ効果があるわけではないので過信は禁物だ。

決して「あおる側」にはならないように!

 20206月末施行のあおり運転の厳罰化で、妨害運転罪という罪名が付き、妨害運転すると一発で運転免許取り消し、最大で5年の懲役または100万円の罰金となった。さらに、免許取り消し後は1~10年間は再取得できない欠格期間がある。失ってしまったカーライフは簡単には取り戻せないということを肝に銘じ、自制した運転を心掛けたい。

 今回のアンケート調査結果は、健全なカーライフを送るには、あおり運転を避ける方法だけでなく、相手を加害者にさせない気配りも重要であると再認識させられる、良いきっかけとなるのではないだろうか。 

【調査概要】
調査タイトル: あおり運転に関する調査
調査方法: インターネットリサーチ
調査期間: 2022年6月11日~6月13日
調査対象: 1週間に1回以上運転している全国のドライバー2,230

出典=チューリッヒ

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