2022年01月09日 06:00 掲載

ライフスタイル 仏像大好き芸人みほとけがオススメする関東四大仏ドライブ旅!


異国情緒あふれる 常楽山萬徳寺「釈迦涅槃仏」

仏像大好き芸人みほとけがオススメする関東四大仏ドライブ旅!|くるくら

いよいよ最後の目的地、萬徳寺に向かう

最後に訪れるのは千葉県館山市にある萬徳寺。「釈迦涅槃仏」、わたしは初見で読めなかったのですが、みなさんわかりますか......? 「しゃかねはんぶつ」と読みます。涅槃仏とはお釈迦様が入滅、つまり亡くなる直前の姿を表した仏像のこと。

木村:みほとけさん、ラストは立ち姿ではなく横たわった大仏なんですね!

みほとけ:そうです! ただ横になって休んでいるわけではなく、亡くなる瞬間、煩悩の火が吹き消えた境地にいるとても尊いお姿なんです。
静か〜に、穏やか〜に微笑み横たわる姿は見ていて癒されますし、立ち姿とはまた違った良さがありますね。

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赤い看板が目印!!

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うっそうと茂った木々の間を、すこし不安になりながらも進んでいくと......

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いきなり現れた!! しかも、でかい......!

みほとけ:萬徳寺さんの釈迦涅槃仏は体長16mでブロンズ製。ブロンズ製の涅槃仏としては世界的に見てもかなりレアな大きさです。巨大な仏像が横たわっている姿はなかなかの衝撃体験ですよね。

木村:正直、サイズだけでいうと今日見てきた中で一番小さいはずなのに、すごく大きく感じますね。距離が近いからかな。

みほとけ:たしかに、立っていらっしゃる大仏を見上げるよりも、同じ目線上に横たわっているほうが大きく感じるかもしれないですね。

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この大きさ、伝われっ......!!

みほとけ:こちらの涅槃仏は異国情緒あるエキゾチックなお顔立ちなんですよね。これはガンダーラ様式といって、2〜3世紀のインドから伝わる仏像の特徴です。
お参りの方法もインド式なので、ここはぜひ倣ってやってみてください。

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まずはお線香を5本取って

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正面にある線香台に線香を供え、手を合わせます

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あとは、長いらせん状になっている台座を時計回りに三周します

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一周するごとにどんどん近づく大仏様。遠くからだとわからなかった螺髪のディティールや、全長の大きさに目を奪われます

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御御足に到着しました!

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最後に、両手で三角形をつくり、足裏に額をあてて祈願します

お祈りが終わったら、あとは正面から直線的に降りてくるだけ。

周囲を歩きながら徐々に近づいていく過程で、これまでの大仏とは違う表情、ディティールに気づくことができるのがおもしろい!

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みほとけさんの言っていた通り、鼻筋がシュッとしていてエキゾチックなお顔だち!

大仏様は、みんな違ってみんないい

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木村:今回、みほとけさんのレコメンドで関東近郊の大仏を4つ回りました。正直なところ、大仏との接点って学生時代に修学旅行で奈良の大仏を見たくらいなので、今日一日楽しめるか心配だったんです。

みほとけ:かなり正直に話してくれましたね。

木村:でも、結果、めちゃーーめちゃたのしかったです!!!

みほとけ:あ、よかった! それはよかったです!! つまらないって言われたらどうしようかと......。

木村:大仏って、こんなに個性豊かだったんですね。それに、遠くから大きな大仏が見えた瞬間の「でかーっ!!!」という衝撃は、何度体験してもいいものでした。

みほとけ:うんうん。わたしも未だに、毎回新鮮な驚きと感動を与えてもらっています。それでいいんです。あれだけ大きな大仏様を目の前にすると、自分が小人にでもなったような感覚になりますよね。

木村:はい。圧倒的な大きさになにも言えなくなるというか。

みほとけ:仏像に関する知識って、歴史や難しいものもたくさんあるんです。だけど、初心者の方はそういうのは抜きに、まずは姿の面白さを堪能してもらえれば! 周りをぐるぐる見てみたり、胎内に入ってワクワクしたり。大仏様はなんでも受け入れてくださるので、好きなように楽しんでもらって大丈夫です!

さいごに

仏像大好き芸人みほとけがオススメする関東四大仏ドライブ旅!|くるくら

今日一日、さまざまな大仏を巡ってみて感じたのは、大仏様の圧倒的な存在感と偉大さ、畏敬の念でした。

取材のなかで「大仏がどんどん大きくなったのは、お釈迦様の存在の大きさ、人々の思いが込められているから」という話を聞き、妙に納得しました。

雄大な自然や満天の星空を目にした時、途端に自分の存在がちっぽけになるような、悩みが小さくなるような感覚。あれと似たものを、今回の取材を通じて感じたのです。

人は自分よりも圧倒的に大きい存在を目の前にすると、悟りを開くのかもしれませんね。

木村 衣里(きむら いり)

北海道函館市出身。Web系編集プロダクションを経て2018年7月に独立。フリーランスの編集ギルドチーム「Huuuu」所属、「東京銭湯 - TOKYO SENTO -」元編集長。全国を取材で飛び回りながらいろんなお風呂にはいるのが好きで、動物はもっと好き。この世で一番愛らしいのはカバだと思っています。

Twitter:@kimurairi

文/木村 衣里

監修/みほとけ

写真/高山 諒(ヒャクマンボルト)

※この記事は、カエライフに2021年10月4日に掲載されたものです。

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