2022年01月09日 06:00 掲載
ライフスタイル 仏像大好き芸人みほとけがオススメする関東四大仏ドライブ旅!
自然と一体化する 鋸山日本寺「薬師瑠璃光如来」
木村:次に向かうのは、日本寺ですね。こちらはどんな特徴がある大仏なんでしょう?
みほとけ:大仏には3つ種類があって、ブロンズ(青銅)、コンクリート、石製にわかれます。牛久大仏は青銅、東京湾観音はコンクリートでしたが、日本寺は石です。しかも、巨大な岩山を削って彫り出した仏様です。
木村:岩山から直接彫り出すって、めちゃめちゃ大変そう......!
みほとけ:1783年(天明三年)に、石工の大野甚五郎英令が27人の門徒と一緒に3年かけて彫刻したものが原型になっています。その後、昭和の時代に修復が行われて今のお姿になっているのですが、絶妙に風化していたり、傷んでいたりするんですよね。苔が生えてたり。そういう経年劣化が、いい味になっているんですよ〜!
木村:なるほど。自然と一体化し始めているというか、今まで見てきたのとは違う、ワイルドな風貌を想像しています。
案内図にもどでかく描かれた大仏
みほとけ:いい読みですね! 地図を見ていただくとわかる通り、日本寺の敷地はとても広いです。鋸山のほぼ半分が日本寺と言っていいほど広いので、全部見て回ろうと思うと一日がかりになると思います。
ただ、今回オススメした「薬師瑠璃光如来」のある大仏広場までは、一番近い管理所から5分ほどなので気軽に行けますよ!
階段を登って......
「大仏」看板に従って歩いていると
お、あれは頭かな......?
全長31.05mの大仏様が現れた!
木村:だんだんと自然に取り込まれているような大仏ですね。個人的にはこの自然と一体化した感じ、とても好きです!!
みほとけ:いいですよね!! 木々が生い茂っていることで迫力が増しているというか。
しかもこの薬師如来は、少年っぽい涼やかなお顔もいいんですよ。大仏のお顔の違いって馴染みのない方にはピンとこないと思うんですけど、この大仏は比較的わかりやすいと思います。
言われてみればたしかに......? お顔のふっくら感が幼さを引き立てている気がする
Category
ライフスタイル