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クルマ最終更新日:2020.10.31 公開日:2020.10.31

スマホでカーアクションゲーム6選。空を飛んだり曲芸したり!?

スマホゲームにおいて一大ジャンルであるクルマゲーム。クルマゲームというとレースを思い浮かべやすいが、それ以外のアクションゲームも数多く存在する。ここでは、反射神経や精密な操作をあまり必要とせず、シンプルでいながら夢中になれる内容の6作品を紹介する。

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「Blocky Car Racer」。3つのモードがあり、街中を自由に走れるオープンワールドモードは自由自在に走れる。(c) mobadu

「Blocky Car Race」。ブロックのようなクルマで街中を自由に走れる。(c) mobadu

 カーアクションゲームと一口にいっても、内容も難易度もさまざまだ。今回は、反射神経や精密な操作を必要としない入門レベルから、ちょっとだけコツが必要なミドルレベルまでを集めてみた。操作方法などはシンプルではあるが、高得点を出すにはそれなりにコツがいるものばかりだ。どうすれば高得点を出せるか、またさらに先のステージへと進めるか、工夫しながら楽しんでみよう。

クルマとは空を飛ぶための乗り物だった!?
「Crash Delivery」(WRGames publishing)

「Crash Delivery」。クルマで空を飛び、どこまで飛距離を伸ばせるかを楽しむゲーム。(c) 2020 White Room Games

画像1。「Crash Delivery」。クルマで空を飛び、どこまで飛距離を伸ばせるかを楽しむゲーム。日本語に対応。(c) 2020 White Room Games

 「Crash Delivery」(日本語タイトル「クラッシュデリバリー」)は、クルマを飛ばし、飛距離が伸びれば伸びるほど高得点(資金)を得られるゲーム。どこまで遠く飛ばせるか、自己記録との闘いともいうべき内容だ。飛行後に得られる資金は、エンジンの出力向上と、アフターバーナー用燃料を増量するアップグレードに使用でき、性能を向上させては飛行しての繰り返しとなる。

 操作は簡単で、ステアリングやブレーキなどは一切必要なし。タップし続けるだけで、クルマは勢いよく走っていって自動的に空中に飛び出す(画像1左)。そのままタップしたままでいると飛んだ瞬間からマフラーから炎が噴き出し、アフターバーナーのようにして飛んでいく(画像1中)。アフターバーナーは搭載している燃料分だけ噴かすことができ、また画面から指を離せば噴射を止められる仕組みだ。

 墜落して地形の凹凸に応じて転がり(画像1右)、最終的に止まった地点が到達地点となる。地形によってはバウンドしてさらに到達距離が伸びることもあれば、弾き返されて距離が短くなってしまうことも。ステージごとにゴールとなる到達距離が設定されているが、それを超えてさらに遠くを目指すことも可能。またステージごとに特色があり、景観や地形の凹凸、障害物の種類や数なども大きく異なる。

 現実の世界ではあり得ない、クルマという高額商品で空を飛ぶという爽快感と、まるでゴルフで飛距離を競うドラコンのような面白さを掛け合わせた本作。さらに飛距離を求めて、「あと1回!」と止められなくなる中毒性のあるゲームだ。

ドリフトで180度ターンして駐車!
「Drift and Park」(SayGames/Estoty)

ドリフとして180度ターンして枠内に駐車させる「Drift and Park」。(c) Estoty

画像2。「Drift and Park」。ドリフトして180度ターンして枠内に駐車させる内容だ。日本語に対応。(c) Estoty

 東京やロンドン、カイロなど、世界中の大都市を舞台に、空いている駐車枠を見つけたらドリフトさせて180度ターンを決め、ぴったりと枠内に駐車するのを目指すゲーム(画像2左)。画面をタップするとドリフトを開始し、指を離すとドリフトを終了して駐車するので、枠に収まっていればポイントゲット(画像2中)。駐車に成功すると、即座に次のゲームがスタートし、空いている駐車枠を見つけては駐車させていく。そしてステージごとに設定された得点を超えるとクリアだ。

 駐車で高得点を挙げるには、ドリフト180度ターンをして、枠内に真っ直ぐきれいにする必要がある。多少斜めだったり枠から少しはみ出したりしても問題ないが、はみ出しすぎると駐車違反でアウトだ(画像2右)。また、駐車枠でないところに止めてしまったり、枠内でも勢い余って横転してしまったりすると、同様にパトカーが駆けつけてきてゲームオーバーとなる。

 ドリフトを決めてピタリと枠内にきれいに駐車できたときの爽快感から、何度もプレイしたくなるゲームだ。

追跡車を同士討ちさせて振り切れ!
「Police Pursuit」(Kwalee)

追跡車両を同士討ちさせてステージをクリアしていく「Police Pursuit」。(c) 2018-2020, Kwalee Ltd

画像3。「Police Pursuit」。追跡車両を同士討ちさせてステージをクリアしていく。日本語に対応。(c) 2018-2020, Kwalee Ltd

 プレイヤーは追われる立場。パトカーを初め、機関車、サンタのそり、ロケット、UFOなど、ありとあらゆる追跡者が追ってくるので、それをうまく同士討ちさせて倒すゲームだ(画像3左)。プレイヤーのクルマは画面の左右どちら側かをタップするとその方向にステアリングを切っていくので、画面の四方八方から現れる追跡者の体当たりを避けつつ、走り続けていく。クルマには耐久力があるが、何度も体当たりを食らうと破壊されてゲームオーバーだ。

 倒した追跡車両が、一定台数を超えるごとに選べるマイカーの種類が増えるが、どの車種も武器は搭載していない。あえて複数のクルマに追跡させ、それらの走行ラインが重なるよううまく誘導し、同士討ちにさせて倒していくことになる。うまく追跡者のラインを交差させて同士討ちにさせたときの気持ち良さが最高の一作となっている。

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続いては逃走ものや曲芸ものなど

ブロックでできたクルマで街中を暴走!
「Blocky Car Racer」(mobadu)

ブロックでできたようなクルマで、ブロックでできたような街中を走る「Blocky Car Racer」。(c) mobadu

画像4。「Blocky Car Racer」。ブロックのようなビジュアルが特徴。日本語非対応だが、英語表記はそれほど難しくない。(c) mobadu

 ブロックでできた街中を、同じくブロックでできたような外観のクルマに乗って走る手軽なドライビングゲーム。視点は後方斜め上方から見る第3者視点がメインだが、運転席視点、1人称視点など複数が用意されている。ゲームモードは、「DEMOLITION」、「RACE」、「CITY」の3種類だ。

 「DEMOLITION」はその名称が示すとおり、”破壊”が目的だ(画像4)。一直線に続く片側2車線の道路を舞台に、対向車線も含めて周囲のクルマにとにかく体当たりを敢行。1分間に何台のクルマを破壊できるかという内容だ。ベストスコアが記録されるので、自分との闘いとなる。操作は左右のステアリングと、停車を含めた速度調節を行えるが、前進するのみで、右左折やUターン、バックなどはできない。

 「RACE」は「DEMOLITION」と同じ道路が舞台。ただし、ほかのクルマなどには一切衝突してはならず、走り続けて高得点を狙う内容だ。操作方法は「DEMOLITION」と同じとなっている。「RACE」の道路では、至る所で道路工事や消火活動などが行われており、踏切もあって鉄道も通過する。多数の障害物がドライバーの前に待ち受けているので、ときには対向車線に飛び出してでもそれらを回避し、走り続けていくのだ。

 そして特殊なモードが「CITY」だ。同モードは何かを競うわけではなく、広大な街中を自由気ままに探索して楽しむモードだ。さまざまな仕掛けが用意されており、駅では鉄道に、空港ではセスナ機に乗ることが可能。そのほか、各所に用意された爆薬(ドラム缶)に接触することでさまざまなイベントも発生。マップが用意されているので、それを見ながら広大な街中を散策できるモードとなっている。

 現実にはできない走りを自由にできるのが本作の魅力。中でもCITYモードは、街中を自由に走れて、広大なマップを探検する自由さがある。マップ中に散りばめられた仕掛けを探すのもまた楽しい一作だ。

跳ねて回転して空中で曲芸しながら駐車場を目指せ!
「Car Flip」(Never Games)

トランポリンでジャンプして、輪っかを潜ったりクルクルと縦回転したりと曲芸をしながら駐車場を目指す「Car Flip」。(c) Nevar Games

画像5。「Car Flip」。トランポリンでジャンプして、リングを通り抜けたりクルクルと縦回転したりと、曲芸をしながら駐車場を目指す。日本語非対応。(c) Nevar Games(Android版のパブリッシャーはCASUAL AZUR GAMESで、iOS版はAI Games FZ)

 アメ車系の大型オープンカーをトランポリンを使って跳ねさせ、リングを潜ったり、障害物を縦回転しながらかわしたりと曲芸を披露しつつ、駐車場を目指すゲーム。地面に落ちたらゲームオーバーで、リトライとなる。

 操作は、スタート地点からトランポリンまでホッピングさせる距離を決めるところから始まる(画像5左)。放物線が表示されるので、トランポリンのどの辺りにクルマを着地させるかを決め、あとは左右へのスワイプでクルマを前後どちらかの方向に縦回転させるだけ。それで姿勢を制御し、すべり台や建物の屋根、地面などに着地する際に角度を合わせることで転倒を防ぎ、前方へと進んでいく。最終的に駐車枠に止めたらステージクリアだ。アクションパズル的な一面も持った作品となっている。

 この縦回転をFlip(フリップ)というが、何回転したかでステージクリアの際の評価が変わってくる。空中に跳ねている間にクルクルと何度も回転させれば、高得点を狙える。クルマを何度も縦回転させるという非現実的な感覚は、ほかにはない味わいを持った一作である。

 ちなみに搭乗しているのはダミー人形なので、空中で放り出しても問題なし。最終的に駐車枠で止まったときに1体も乗っていなくてもクリアとなる。空中で何度も回転してダミー人形をすべて振り落とすのもいいし、逆に1体も落とさずにゴールするもよし。プレイヤーなりの遊び方で楽しもう。

コーナーとはスリングをフックさせて回るもの
「Sling Drift」(tastypill)

コーナーの杭にスリングをフックさせてドリフとしながら旋回する「Sling Drift」。(c) 2019 Tastypill

画像6。「Sling Drift」。コーナーの杭にスリングをフックさせてドリフとしながら旋回する。日本語未対応。(c) 2019 Tastypill

 「Sling Drift」は、真っ直ぐしか走れないクルマを操って、強制的にドリフトしてコーナーを抜けていくゲーム。ドリフトの仕方が独特で、コーナーが近づいたら画面をタップすると、コーナーの内側にある杭に向かってスリングが発射されてフックされる。それで振り回されるようにして、強引にタイヤを滑らせながら曲がるのだ(画像6左・中)。画面から指を離すとスリングが外れるので、コーナー脱出のタイミングを見て(クルマの向き)うまく外さないと、コースアウトでゲームオーバーだ。

 ステージ設定はなく、コースはどこまでも果てしなく続く。次から次へと現れるコーナーをスリングをフックさせてクリアし、先へ先へと進んでいく内容だ。シンプルな内容だが、今回紹介した中では難易度は高めだ。

 スリングをフックさせてコーナーをクリアするという新鮮な感覚が魅力だ。どこまでドリフトでコーナーをクリアしていけるか、何度も挑戦したくなる。


 今回はレースゲームとは異なる、クルマ系のアクションゲームを紹介した。スマホのゲームは世界中で開発されているため、シンプルだが中毒要素のある秀作が埋もれていることが多い。課金なしで楽しめるゲームもたくさんあるので、秋の夜長にチャレンジしてみてはどうだろう。

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